(①)★憲法記念日に考える(いまは憲法9条改憲論議に集中せよ)

きょうは憲法記念日である。

 だからきょうの大手各紙は憲法記念日の特集記事を競っている。

 しかし今年のそれは例年の特集記事とはその様相が違う。

 なぜか。

 7月の参院選を間近かに控え、安倍首相の手による改憲を許していいかどうかが問われているからだ。

 文字通り改憲論議は待ったなしなのである。

 そんな紙面を読みながら、思うところを順不同に書き連ねたい。

 そして、それは大げさに言えば、

これまで私が様々な機会に断片的に書いてきた私の憲法9条護憲論の、

安易な、しかし、私にとっては重要な、集大成でもある。

 まず真っ先に指摘したいのは、当然のことながら、

改憲論議は憲法9条の改憲論議に集中しなければいけないということだ。

 言い換えれば、憲法9条以外の部分の改憲を、憲法9条改憲と同列において議論することは、

その緊急重要性から考えると、間違っていると私は考える。

 それどころか憲法9条を守ると言う観点から考えれば、危険ですらあると考える。

 いまは改憲論議は憲法9条改憲論議に集中しなければいけない。

 そして、そのことは、その後に述べる「立憲主義」という言葉の曖昧さと危険性につながっていく(続く)

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