★小泉元首相の本性を見事に描いた産経新聞のインタビュー記事ー(天木直人氏)

脱原発を唱えてとどまるところを知らない小泉純一郎元首相。

 そんな小泉元首相に期待する国民は多いだろう。

 私もその一人だった。

 進次郎と二人して、父子鷹になれとまでほめそやした。

 しかし、残念ながらその期待は裏切られた。

 そのことは、すでに報道されている小泉氏の数々の言動から明らかだ。

 そんな中で、きょう4月30日の産経新聞が「『原発ゼロ』できますか?」という見出しの、

長辻象平という論説委員との全紙2ページに及ぶ対談記事を掲げた。

 それを読んだ私は思わず笑ってしまった。

 詳しくはここでは書かない。

 しかし、これほど見事に、いまの小泉元首相の本性をあらわした記事はない。

 ひとことでいえば、小泉純一郎元首相は、敵にすれば手ごわいが、

味方にしようとしても役に立たない人物である、ということだ。

 つねに自分の事だけを考え、決して損になることはしない。

 読者のために、二つだけ印象深い言葉を紹介しておこう。

 ひとつは、安倍首相に脱原発を求めても無理だ。

ここまで原発再稼働を言い出した以上、ブレるわけにはいかない、と言っている。

 これを要するに、自分は安倍首相と戦わないということだ。

 二つ目は、国民の意思が政治を変える、と言っている。
 
 これほど国民を馬鹿にした言葉はない。

 国民を衆愚とみて劇場政治で成功を収めた小泉元首相が、

いまでは国民が政治を変えると、おだてあげる。

 これは、自分はかけ声だけをあげるから、あとは国民が安倍を倒せといっているようなものだ。

 国民にそんなことが出来るはずがないことを百も承知の上である。

 このようなインタビューに応じたのが産経新聞であるのも小泉元首相らしい。

 朝日や東京では決して応じなかったに違いない。

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