★わがもの顔で日本中を飛ぶようになったオスプレイー(天木直人氏)

4月18日に始まった米軍オスプレイによる熊本大地震被災地への空輸作戦は24日、

あっさり終了宣言された。

 米国からの申し出で行われたのか、それとも日本政府が頼み込んだのか、

事実が明らかにされないまま終わった。

 しかしどっちにしたところで大きな違いはない。

 「日米同盟と日米の友情を際立たせる立派な活動だった」(ジョン・ドーラン司令官)

ということさえ強調できればよかったのだ。

 災害支援ならまだいい。

 ところが、3日前の4月22日の東京新聞が次のような見逃す事の出来ないスクープ記事を書いていた。

 すなわちオスプレイがきょう4月25日に、

陸上自衛隊木更津駐屯地周辺に初飛来することがわかったと。

 何のために飛来するのか。

 騒音測定のためだという。

 ただでさえ騒音被害が懸念されるオスプレイであるというのに、なぜ騒音測定が必要なのか。

 それは、自衛隊木更津駐屯地が、2017年1月以降、

普天間配備のオスプレイ24機の定期整備拠点となるからだという。

 そのとき、どれほど大きい騒音が起こるか事前に測定する必要があるからだという。

 なんという事だ。

 いつのまにかオスプレイが当たり前のように日本の空を飛び回るようになってしまった。

 しかも、オスプレイの運用計画については日本政府は何も知らされないままだ。

 そのことを日本政府は恥じることなく認めている。

 これが日米同盟の真実である。

 そのことをごまかすためのおともだち作戦というわけだ。

 これからもその必要性がどんどんと強調されていくに違いない。

 自衛隊がどんどんと米軍作戦に加担させられていく、その不都合な真実を隠すために、である。

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