★野党はパナマ文書の調査を求めないのかー(天木直人氏)

パナマ文書が世界を激震させている。

 資産隠しの疑惑が浮上したアイスランドの首相は早々と辞任し、

亡父の名前がパナマ文書に記載されてた英国のキャメロン首相は、釈明に追われている。

 オバマ大統領は4月5日、ホワイトハウスで記者会見し、

大企業や富裕層による課税逃れを防ぐ決意を表明したらしい。

 その一方で、名前のあがったプーチン大統領や習近平主席は否定しているらしい。

 要するに民主主義が働くかどうかだ。

 そこで注目されるのが日本だ。

 菅官房長官はきのう4月6日の記者会見で、「軽はずみなコメントは控えたい」と述べたらしい。

 それが、慎重に調査した上で後日正式な説明をする、と言う意味なら歓迎する。

 しかし、同時に菅官房長官は、日本政府として文書を調査する事は「考えていない」と述べたらしい。

 はたして野党は国会でパナマ文書の調査を要求するのだろうか。

 それよりもなによりも、メディアはみずから調査報道をして、その結果を国民に教えてくれるのだろうか。

 いまのところ日本の政治家や著名人の名前については明らかにされていないという。

 しかし、調査の結果、万が一、ひとりでも名前が出て来たら、大騒ぎになるだろう。

 パナマ文書が日本と言う国の民主主義度を試す事になる。

 世界の政治・経済に与えるパナマ文書の影響から目が離せない。

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