★本来7月10日前に行うべき年金基金の年次報告。都合悪い情報は選挙後。
540億ドル($54 Billion)の損失が推定。高齢層それでも安倍支持か。ー(孫崎享氏)

ブルームバーグは「安倍は選挙後540億ドル($54 Billion)の年金基金の損失に

直面するとみられる(Abe Seen Facing $54 Billion Pension Fund Loss After Election)という

極めて重要なニュースを報じた。

2008年以降年金積立金管理運用独立行政法人の年次報告が7月10日以降になったことはない。

本年は7月29日以降と言う。なぜか。選挙後とする。損失は6兆円と予測される。

それを4月5日付ブルームバーグは4月5日報じた。

今、ブルームバーグのサイトでは「動作を中止しました」が出る。

記事内容

・日本政府は選挙が終わるまで、悪いニュースを避けるであろう。

・1.3兆ドル( $1.3 trillion)の年金積立金管理運用独立行政法人は

世界的金融危機後の最悪の年間損失となるであろうことを7月29日発表するであろう。

この日付けは通常の3週間遅れであり、7月25日以前に行うべき参議院選挙の後である。

・SMBC日興証券は3月終わる会計年度の落ち込みは6兆円
(540億ドル(6 trillion yen-($54 billion).と予測している。

・世界最大の年金基金は半分を株式(equities.)に投じ、アベノミクスの一環として利用された。

・安倍は国会において株式が下落する中で年金の金が消滅すると議会で批判されてきた。

・年金積立金管理運用独立行政法人の運営は年配層の関心である。

かつ彼らは若年層より投票に行くと見られている。

・発表の遅れは安倍の選挙戦略とも符合する。

“前向きなことは全て選挙前にし、悪いニュースは選挙後にする”。

GPIF のスポークスマンは発表の遅れは選挙と関係ないと述べている。

・2014年GPIFは債権から株式投資へのシフトは高利回りを求めるものと説明した。

・これは2015年3月まで、利回り12%でうまく機能した。

・その後、アセット・マネージャーは世界的株価低落に苦しんだ。

日本の Topix 指標は8月のピークから24%ダウンした。

GPIF は9か月の間に5110億円( 511 billion )の損失を被った。

SMBC日興証券は3月までの3か月、Topixが13%下落し、基金は5兆円(5 trillion)失ったとみている。

・テンプル大学Cucek,は発表の遅れは選挙後発表したいとしか見られないと語っている。

・2008年から年金の年次報告は7月10日以降に行われたことはない。

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