★真の野党共闘は共産党と社民党の共闘、一本化だー(天木直人氏)

きょうの各紙を見て驚いた。

 共産党が衆院選挙区で候補者を擁立する方向に転換したという。

 そうする事によって、民進党に選挙協力の圧力をかけると言っているらしい。

 しかし、あたらしく誕生した民進党の代表である岡田氏は明言している。

 政権選択の選挙では共産党とは組めないと。

 残念ながら、一瞬たりとも、本当の意味での野党共闘などあり得ずに終わったということだ。

 なぜか。

 それは、憲法9条についての一致がないままの野党共闘であったからだ。

 本当の意味での護憲政党は、共産党と社民党だけである。

 その二つが一つにまとまる事こそ、安保法を阻止する最善、最強の野党共闘だった。

 もちろん、この二つだけでは、政権は永久に取れない。

 しかし、彼らの政党としての役割は、政権を取る事ではないはずだ。

 彼らが一つにまとまって憲法9条堅持、安保法反対を訴えれば、

いまでも国の過半数を超える9条改憲に反対の国民は勇気づけられる。

 政権は取れなくても、安倍首相の改憲の野望は、国民投票で間違いなく打ち砕く事が出来る。

 改憲出来ない安倍首相など、もぬけの殻だ。

 いくら長くやっても、無意味な首相で終わる。

 共産党が清水の舞台から飛び降りる覚悟で提案すべきだったのは社民党との共闘だ。

 ところが、それだけはどちらも死んでも嫌だということらしい。

 これでは野党共闘は無意味だ。

 安保法は阻止できず、安倍政権を倒すことなど夢のまた夢だ。

 嘘くさいから、国民は政治から離れて行くのである。

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