★安倍首相の対ロ外交に待ったをかけた東京新聞の一大スクープー(天木直人氏)

きょう3月22日の東京新聞が一面トップで大スクープを掲載した。

 すなわち、2年前のプーチン政権のクリミアを含めたウクライナ介入を、

作戦に参加した元ロシア軍特殊部隊員が証言したという。

 このロシア軍介入は、ウクライナが早くから主張し、

欧米のシンクタンクやロシア系独立メディアの調査でも「公然の事実」であった。

 もちろん米国のインテリジェンスはその情報をつかんでいた。

 だからオバマはプーチンのロシアに厳しかったのだ。

 しかし、プーチン政権は否定し続け、

いまでも「紛争はウクライナと親ロ派の内戦。ロシア軍は関与していない」と言い張っているらしい。

 しかし、この東京新聞のスクープ記事により、ロシアの軍事介入がさらに動かぬ事実となった。

 おりから安倍首相は、ロシアの動きを知ってか知らずか、ロシアとの外交関係強化に未練たらたらだ。

 しかし、ここまで明らかにされた。

 それでもなおプーチンのロシアと関係を強化しようとすれば、米国の反発は必至だ。

 サミット前の訪ロなど出来るはずがない。

 サミットでロシアと欧米の橋渡しさえも、できなくなった。

 けだし、安倍首相の対ロ外交に待ったをかけた東京新聞の一大スクープである。

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