★民主党(民進党)、選挙協力すれば確実に民主党の議席が増えるのに、
協力を拒否し自民党に利する主張をするのか。
「隠れ自民党」と言われてもしょうがない。ー(孫崎享氏)

1:今、安倍氏周辺は盛んに同日選挙を流している。

2:今日自民党が衆議院選挙で圧倒的多数を取っているのは、国民の大多数が自民党を支持したからではない。

 小選挙区制で、自公が協力する一方、野党、リベラル系が乱立し、自公に勝利させているからである。

3:こうした中、共産党は一人区の調整に前向きである。

 そのことは多くの選挙区で共産党が立候補を取りやめることになる。

 それによって、最も利益を得るのは民主党であろう。

4:こうした中民主党の中に消極的な声があると言われている。

 3月20日読売は次のように報じた。

「野党各党は、衆参同日選挙が現実味を帯び始めたとみて、衆院選での選挙協力の検討を加速させる構えだ。

 参院選では改選定数1の選挙区で野党候補の一本化が進んでいるが、

衆院選は「政権選択の選挙」となることから、

民主党内に共産党と協力することに否定的な声が強く、実現は容易ではなさそうだ。

 民主党の枝野幹事長は19日、

安全保障関連法に反対する市民団体などが東京都内で開いたイベントに

共産党の小池晃副委員長とともに出席した。

枝野氏は「4月の衆院補選を二つとも取り、同日選を打ちたくても打てなくさせる」と気勢を上げた。

 参院選では共産党が候補を取り下げて民主党候補を推薦するなど、

民主、共産、社民などの各党の共闘は進んでいる。ただ、衆院選での候補の調整はほぼ未着手だ。」

5上記の論は全く詭弁である。

 衆院選は「政権選択の選挙」となると言うが、小選挙区で野党協力がなく、

民主党が自民党を破る可能性は100%ない。

 他方選挙協力すれば民主党は議席が増える。

6:自分の政党の勢力が増大する手段を拒否するとは一体何事か。

7:共産党との協力に消極的発言をしている議員は誰か。

 要するに世間から「隠れ自民党」と言われるような人々だ。

 相当の人間が対米追随の極致にいる人々だ。

 選挙協力に反対の論を述べる人の中に、安倍首相と良好な関係を持っていたり、

米国と特別の関係を持っていることは少し調べればすぐ判明する。

8:今安倍政権は、多くの国民国民の反対にもかかわらず、

集団的自衛権、原発再稼働、TPP推進できるのは自民党が衆議院で圧倒的多数を占めているからだ。

 これら共産党との選挙協力に否定的な人々は、民主党の拡大なんぞ考えていない。

 彼らの任務は安倍政権の勢力を削ぐことになるのを野党にいて防ぐ役割だ。

9:幸い民主党の中にも、当然のことながら選挙協力に前向きな人々がいる。

 彼らの頑張りに期待したい。

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