★自衛隊制服組をつけあがらせたツケがこれだー(天木直人氏)

このところ防衛省の増長ぶりが目立つ記事が立て続けに報じられている。

 武力衝突などの有事の際、

人員や武器の輸送に民間の船員を予備自衛官として活用する政策が進められてるという(3月17日毎日など)

 これはありていに言えば「徴用」に道を開くものだ。

 南スーダンのPKOに派遣されている陸上自衛隊部隊に、

他国軍宿営地を共同防衛する任務を与える事が検討されているという(3月20日産経)。

 これは現行PKO法案の逸脱であり、安保関連法の先取りだ。

 2016年度から、民間の技術研究を助成する「安全保障技術研究推進制度」を

拡充するという(きょう3月21日読売社説)

 予算をばら撒いて、ついに大学や研究機関まで軍需産業の協力者とさせるという事だ。

 いずれも憲法9条の精神を無視するとんでもない政策だ。

 これは安倍首相が防衛省改革で安保政策を制服組につくらせるようにした結果だ。

 シビリアンコントロールをなくしたとたん、このざまだ。

 とんでもない制服組の増長である。

 護憲議員たちは、自分たちの生き残りをかけて選挙対策ばかりを考えるのではなく、

安倍政権の暴走を止めなければいけない。

 ここまで憲法9条逸脱が行われてしまったら、政治家を続ける意味がなくなってしまう。

 護憲政治家は何のために政治家を続けたいのか、ということになる。

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