★安倍政権打倒目指しオールジャパンで連帯をー(植草一秀氏)

3月18日(金)午後6時50分より、東京文京区の

文京シビック大ホールにおいて、

オールジャパン平和と共生
https://www.alljapan25.com

主催

「安倍政治を許さない!参院選総決起集会」

が開催された。

諸般の事情で開催準備期間が2週間しかなく、

前もっての告知が十分にできなかった集会であったが、

多数の登壇者、多数の参加者、多数のボランティア参加者の力により、

熱気にあふれる集会を開催することができた。

集会実行委員の一人として、関係されたすべてのみなさまに心からお礼を申し上げたい。

午後10時までに原状を完全に回復して文京アカデミーに会場を返還しなければならず、

最終プログラムを省略しなければならなくなった点をお詫び申し上げたい。

総決起集会は

第1部「野党5党と市民代表による参院選に向けての決意表明」

第2部「重要政策課題の考察」

の構成で執り行われ、政党代表者、市民代表者、各界識者が23名が登壇し、

内容の濃い、重要な問題提起が行われた。

集会のプログラムは以下の通り。


第1部   決意表明(敬称略)    

開会の辞  原中勝征(オールジャパン最高顧問
           ・前日本医師会会長)

民主党   江田五月(最高顧問、参議院議員)

民主党   篠原孝(衆議院議員)   

日本共産党 山下芳生(書記局長・参議院議員)

社会民主党 吉田忠智(党首・参議院議員)

生活の党と山本太郎となかまたち
      小沢一郎(代表・衆議院議員)

主権者代表 高田健
      (戦争させない・9条壊すな!
       総がかり行動実行委員会)

第2部    重要政策課題の考察

基調講演   鳩山友紀夫
      (オールジャパン最高顧問
       ・元内閣総理大臣)

運動の主旨  加藤好一
      (オールジャパン顧問
       ・生活クラブ生協連合会会長)

原発     落合恵子(作家)

小張佐恵子
(「福島応援プロジェクト茨城」事務局長
 メッセージ参加)

小出裕章(元京大助教、メッセージ参加)

憲法     梓澤和幸(NPJ代表、弁護士)

伊藤真
(オールジャパン顧問
 ・伊藤塾塾長・弁護士) 

TPP    山田正彦
       (オールジャパン顧問
        ・元農林水産大臣)

鈴木宣弘
(オールジャパン顧問
 ・東京大学教授)

孫崎享
(オールジャパン顧問
 ・元外務省国際情報局長)

安田節子
(オールジャパン顧問
 ・食政策センターVISION21代表)

辺野古基地  平野貞夫
       (オールジャパン顧問
        ・元参議院議員) 

川内博史(元衆議院議員)

緊急事態条項 岩上安身
       (オールジャパン顧問
        ・IWJ代表)

格差&消費税 植草一秀
       (オールジャパン運営委員)

集会アピール 植草一秀
       (オールジャパン運営委員
        ・総決起集会実行委員)

司会・進行  佐久間敬子
       (オールジャパン顧問
        ・弁護士)

安田節子
(オールジャパン顧問
 ・食政策センターVISION21代表)

総決起集会実行委員会は以下のメンバーで構成された。

植草一秀、長内経男、木村義純、佐久間敬子、高橋清隆、田部井善雄、中西良太、安田節子、山梨アイ子

時間の制約により、格差&消費税、集会アピールの部分が省略された。

集会の最後に登壇者、国会議員(現職・元職・新人候補者)が壇上に上がり、

姫井由美子元参議院議員の発声で団結ガンバローが唱和され、熱気にあふれる中で総決起集会が幕を閉じた。

集会で紹介することができなかったが、

鈴木克昌氏(衆議院議員)

小林興起氏(元衆議院議員)

のご臨席を賜ったことを報告させていただく。

安倍政治を許さない!

この想いを共有する

野党と主権者=市民が連帯して行動し、

参院選勝利を勝ち取る決意が確認された。


集会で読み上げることのできなかった

集会アピールを以下に掲載させていただく。

オールジャパン平和と共生
「安倍政治を許さない!参院選総決起集会」

集会アピール

私たちはいま、歴史の分岐点に立っています。

2009年に主権者の意思を反映する政権が樹立されましたが、
日本を支配し続けてきた既得権勢力の抵抗は激しく、メディアを活用した情報操作や、
さまざまな人物破壊工作を展開して、この主権者政権を破壊してしまいました。

その延長上に誕生した第二次安倍政権は、国会における数の力を頼みに、暴走、暴虐の限りを尽くしています。

国民の知る権利を奪う特定秘密保護法の制定を皮切りに、集団的自衛権の行使容認の閣議決定、
消費税の大増税、戦争法制の強行制定、労働者派遣法の改悪、原発再稼働、TPPへの参加など、
主権者多数の声を封殺する横暴な政権運営を続けています。

選挙での得票状況を見ると、安倍政権与党に投票した主権者は全体の4分の1にしかすぎませんが、
衆議院では議席全体の7割を占有し、独裁的な政権運営を続けています。


「戦争と弱肉強食」の方向に突き進む安倍政権を打倒し、「平和と共生」の政治を確立することが、
いまほど強く求められているときはありません。

本年夏には参議院選挙があり、衆議院の解散総選挙もいつ行われるのか分からない局面にあります。

この重大な局面で主権者が適切な行動を取らなければ、私たちの未来は、まさに暗黒の世界に
転落してしまうことになるでしょう。

現在の選挙制度を踏まえると、私たち主権者は、小異を残して大同につく連帯行動を強め、
「戦争と弱肉強食の政治」を「平和と共生の政治」に大転換させるために、広く大きな連帯運動を
展開しなければならないことは明らかです。

安倍政権に対峙する野党勢力のなかから、
「小異を残して大同につく」ことの重要性を説く行動が広がっている、この機運を生かし、
野党と主権者=市民が連帯して、現状を打破してゆこうではありませんか。

主権者と主権者の意思に沿う健全な野党各党が強く連帯し、スクラムを組んで、
「戦争と弱肉強食」の政治を打破し、自由と平和と守り、そして、共に支えあい、共に分かち合う「共生の政治」、
「共生の社会」を実現するために、連帯の輪を広げて行動することをここに誓うことを宣言します。

今年の選挙は、まさに「自公連合対野党・市民連合」の天下分け目の戦いになります。

皆が連帯し、小さな違いを乗り越えて、本年夏の参議院選挙、そして、来る衆議院総選挙を
必ず勝ち抜く決意を確認することをもって、本日の「安倍政治を許さない!参院選総決起集会」
集会アピールとすることを提案いたします。

2016年3月18日 

オールジャパン平和と共生
3.18総決起集会実行委員会


この集会アピールを読み上げて総決起集会を閉会したかったが、すべての機材を撤収し、

全員が退出するまでの時間が残り20分になるという

「緊急事態」

が発生したため、集会アピールを読み上げることを断念せざるを得なかった。

集会では、野党代表者と市民代表者が手を取り合って団結・連帯することが明確に意思表示された。

1月19日に、5野党党首会談でが以下の合意が確認された。

1.安保法制の廃止と集団的自衛権行使容認の閣議決定撤回を共通の目標とする

2.安倍政権の打倒を目指す

3.国政選挙で現与党およびその補完勢力を少数に追い込む

4.国会における対応や国政選挙などあらゆる場面でできる限りの協力を行う

安倍政治を打破するには、

「安倍政治を許さない!」

と考える者が連帯するしかない。

集会にメッセージ参加してくださった小出裕章氏は、メッセージのなかに、次の言葉を盛り込まれた。

「次の国政選挙はとても大切だと私は思います。

昨年7月18日に、私は「アベ政治を許さない」のポスターを掲げて、

今私が住んでいる街・松本の駅前に立ちました。

11月3日以降は毎月3日に立っています。

次の選挙では何としても安倍自民党を退陣の方向に行かせたいと願います。

そのためには、ただ一点それだけのために連帯する必要があると思います。

この集会にご参加くださっている皆さんがそれぞれの個性を生かして活動してくださることを願います。」

安倍政権の自公連合



5野党・市民連合

の戦いになる。


「戦争と弱肉強食」の安倍政権



「平和と共生」のオールジャパン

の戦いが展開されることになる。

主権者の25%が結集すれば、政権奪還が可能になる。

オールジャパンの体制を構築し、参院選に必ず勝利しなければならない。

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