★原発再稼働にこだわる電力会社に未来はないー(天木直人氏)

きょう3月11日の日経新聞が書いている。

 震災後に電力不足や計画停電に悩まされた企業は、自家発電設備の新設や増設を進めたと。

 くわえて電力の小売りが全面自由化される事を受け、

自家発電で余った電気の外部への販売拡大もにらみ、発電事業者として存在感を増していると。

 これを要するに企業はもはや電力会社の発電は不要であるということだ。

 電力会社の供給先は、大雑把に言って企業用半分、家庭用半分と言われている。

 一方の家庭用電力需要は、電力自由化に伴い、一気に脱原発に進むだろう。

 なぜならば、安い電力に向かう一方で、

原発から乗じる電力は絶対に嫌だとボイコットする家庭がますます増えるからだ。

 これを要するに、電力会社はその電力製造を原発に頼っていては、採算が合わないということだ。

 もはや勝負はついた。

 原発再稼働に拘泥し、原発に頼る電力会社に将来はない。

 そして政府は手のひらを返したように早晩そのような電力会社を見限る時が来る。

 電力会社は、原発再稼働にこだわるよりも、

早急にあらたな生き残り策を考えるべきであるということだ。

Reply · Report Post