★孤立する安倍外交の正体が明らかになる3月末の核サミットー(天木直人氏)

程永華駐日中国大使が6日、北京で邦人記者団の取材を受けて語ったという。

 3月末にワシントンで開かれる核サミットの場で、

日中首脳会談がひらかれるかどうかは、

「ともに関係改善に向けて本気で取り組むかどうかが重要。

日本にもっと積極的な努力を示してほしい」と。

 「日程調整にはさらなる意思疎通が必要だ」と。

 「日中関係は難しい局面にある」と。

 答えるにつれて、どんどんと厳しい口調になって行っている。

 これを要するに、今のままでは首脳会談には応じないと言っているのだ。

 それはそうだろう。

 外相会談すらできないままだ。

 外相同士の電話連絡さえも再開したという話は聞かない。

 それだけではない。

 今度の核サミットはオバマ大統領が主宰する。

 そのオバマ大統領は習近平主席と首脳会談することが決まっている。

 そのほかにも、オバマ大統領が重視する中東諸国首脳との会談が優先されるだろう。

 一年ぶりの訪米とあって意気込んで乗り込んだのはいいが、

オバマ大統領との首脳会談すらできないとなると、日本外交は何をやっているんだということになる。

 3月末はもうすぐやってくる。

 それでも日米首脳会談が決まった、という話は聞かない。

 いま外務省は必死になって日米首脳会談の実現に向けて働きかけているに違いない。

 はたしてどうなるのか。

 安倍首相はどんな首脳と会談するのか。

 3月末の核サミットの場で日本外交の正体が明らかになる。

Reply · Report Post