★このままでは米国は世界中を空爆することになるー(天木直人氏)

米軍がリビアを空爆したという(2月20日朝日)。

 チュニジアで昨年テロを起こしたイスラム国の容疑者を殺害するためだ。

 米国はリビアがイスラム国の次の拠点になる事をおそれているのだ。

 しかし、このような米国は、やがて世界中の破綻国家を空爆せざるを得なくなるだろう。

 空爆でイスラム国の拠点を叩くことはできる。

 空爆でイスラム国の指導者を殺害することはできる。

 しかしイスラム国やそれに共鳴するテロリストを全滅させることは出来ない。

 必ず誰かがあらわれ、その誰かがどこかに拠点を求め続ける。

 そして拠点に格好である破綻国家は、中東だけではなく、アフリカ、アジアなど世界中に拡大しつつある。

 米国がイスラム国を撲滅するために空爆を続ける限り、やがて米国は世界中を空爆せざるを得なくなる。

 そして米国はどんどんと米国を滅ぼすことになる。

 そのような米国との軍事同盟から、日本はいまこそ決別すべきである。

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