★野党5党、
①安保法制廃止
②安倍政権打倒
③国政選挙でできる限りの協力を行う等で党首間合意ー(孫崎享氏)

A:事実関係

民主党、維新の党、共産党、社民党、生活の党と山本太郎となかまたちの野党5党首は19日、

国会内で会談し、昨秋成立した安全保障関連法の廃止を掲げて

「国政選挙で与党とその補完勢力を少数に追い込む」ことで一致した。

5党は会談後、安保法を廃止する2法案を衆院に共同提出した。

参院選に向けて、1人区を中心に野党候補の絞り込みなど選挙協力

を進めるとみられる。

5党首は、集団的自衛権の行使容認を含む現行法は「違憲」だとし、

夏の参院選での連携の旗印にすることを確認した。

民主の岡田克也代表は、

党首会談で

①安保法制廃止と集団的自衛権行使容認の閣議決定撤回

②安倍政権の打倒をめざす

③国政選挙で現与党及びその補完勢力を少数に追い込む

④国会や国政選挙でできる限りの協力を行う――の4点で一致したことを

記者団に明らかにした。(19日朝日)

B:評価

・安倍政権は集団的自衛権を含む安保関連法案を強硬に採決に持っていったが、

これは明白な憲法違反である。

・問題はここにとどまらない。

 安倍首相は憲法を変える意図を表明し、この中に非常事態項目がある。

 それは

①首相の意志をまとめる政令(内閣で決定)を法律と同等の効力を持たせる。

②国民に守る義務を負わせることで日本が法治国家、民主主義国家を終える状況を作る。

 今この流れを止めることが極めて重要である。

民主党、維新の党、共産党、社民党、生活の党と山本太郎となかまたちは各々異なった組織を作ってきた。

必ずどこかで対立があったであろう。

しかし、日本の危機的状況を考えると、今安倍政権を倒す大義がある。

小異を残し、大同につく、ぜひとも国政選挙での協力を推進してほしい。

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