★天皇陛下がご健在である時に安倍首相に改憲させてはいけないー(天木直人氏)

 国会中継を見なくなって久しいが、きょう2月4日の東京新聞を見て驚いた。

 一面トップで「首相が9条改憲訴え」という大見出しの記事を掲げた。

 9条改憲を安倍首相がきのう2月3日の衆院予算委員会で言及したというのだ。

 関口克己記者の署名入りで書かれた東京新聞の記事は、要旨次のように解説している。

 すなわち、夏の参院選で改憲を争点にしたい安倍首相は、

改憲に前向きな政党や世論の賛成を得やすいとみる憲法9条2項を変え、

自衛隊を明記する必要性に言及したと。

 平和憲法の根幹に踏み込み、9条改憲という首相の本音が出た、とまで関口記者は書いている。

 本当にそんな事を国会で口走ったのか。

 各紙を読み比べていると、間違いない。

 「9条は現実に合わなくなっている」と稲田朋美政調会長に八百長質問させ、

それに答える形で改憲宣言をしたのだ。

 安倍暴政の増長ここに極まれり、だ。

 現実を憲法9条に合わせるのが「法の支配」だろう。

 ここまで憲法9条を敵視し、

憲法9条を命がけで守ろうとする天皇陛下を無視する首相が、かつていただろうか。

 すべては安倍暴政を止められない一強多弱の政治のなせるわざだ。

 社民党が消滅しつつある中で、もはや護憲を本気で訴えるのは共産党だけだ。

 国民政党としての新党憲法9条を何としてでも実現して、安倍首相の改憲の野望を打ち砕いて見せる。

 天皇陛下が在位されている限り、安倍首相に改憲させてはいけない。

 安倍首相が改憲出来なければ、後に続く誰も改憲できない。

 改憲を政治の最優先課題にするほどおろかな首相が出てくるはずがない。

 改憲を阻止すること、それはすなわち、安倍首相に改憲させないことである。

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