★クリントン氏の極秘情報私用メール流出事件を歓迎するー(天木直人氏)

ヒラリー・クリントン大統領候補が、公務で私用メールを使っていた問題で、

再び窮地に追い込まれているという。

 すなわち、これまで問題とされたメールは「部外秘」がほとんどだったが、

あらたに「最高機密(極秘)」の情報も含まれていたことが分かって問題にされている、というものだ。

 おりから大統領選の候補者選びは2月1日のアイオワ州党員集会から始まる。

 そしてクリントン候補はバーニー・サンダース上院議員に猛追を受けている。

 果たしてクリントン候補は民主党の候補として生き残れるのか。

 しかし、私の関心はそこにはない。

 私の関心は私用メールで流出した極秘情報の内容にある。

 かつてクリントン氏は、私用メールで外交情報を流したことについて批判された時、

それが国益を害していない事を証明するために一部公開した。

 その中に藤崎前駐米大使のウソを暴露する公電が含まれていた。

 はからずも米国の部外秘公電が、

ウソまでついて対米従属に走る外務官僚の醜態を満天の下にさらしてくれたのだ。

 果たして今回の「極秘」情報の中に、日本外交に関するものが含まれているだろうか。

 その中に日本に関する部分が出て来ないか。

 そして、やはりあの時と同じように、

身の潔白を主張するためにクリントン候補はその一部を公開してくれるだろうか。

 そのことこそが、クリントン私用メール事件に関する私の最大の関心事である。

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