★消費税増税は正しいと語った野田佳彦元首相の仰天-(天木直人氏)

きのう1月30日(土)の昼前に放映されたテレビ東京「週刊N新書」をご覧になった読者はおられるだろうか。

 その日のゲストは野田佳彦元首相であった。

 国会の党首討論で解散を口走り、民主党を大敗させて安倍政権づくりを手助けした最大の「功労者」だ。

 安倍政権がここまで暴走している時に、よくもテレビ出演できるものだ。

 そう思っていたら何と言ったか。

 消費税増税は正しいと今でも思っていると語ったのだ。

 しかも、藤井裕久民主党最高顧問をインタビュー画面で登場させて、

野田首相の消費税増税の決断は正しかったとまで言わせている。

 私がもっとも驚いた事は、その野田佳彦が、いま政治にとって最も重要なものは何かと聞かれ、

「共生」という文字を書いてテレビの前に掲げた事だ。

 「消費税増税」をいまでも正しいといい張り、

「消費税増税」はいまの日本に必要だと言う男が、臆面もなく「共生」を政治の要諦だと掲げる。

 そんな不誠実な政治家が、岡田代表がダメならその代わりに登場するという。

 この矛盾、ダブルスタンダード、支離滅裂さ、こそ、野党第一党である民主党の正体である。

 どう考えても安倍政権は倒せない。

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