★小泉首相の沖縄政策を厳しく批判した翁長知事-(天木直人氏)

翁長沖縄県知事が書いた「戦う民意」(角川書店)で、私がもっとも注目した箇所がある。

 それは翁長知事が、小泉首相の事を、

一貫して米国側につき沖縄への冷淡な姿勢を崩さなかった、と厳しく批判した箇所だ(55頁)。

 自民党の政治家があった自分が沖縄の基地問題について考えが変わったきっかけだとまで書いている。

 やっぱりそういう事だったのだ。

 翁長知事がそういうのだから間違いはない。

 そう思っていたら、今度は小泉進次郎だ。

 小泉進次郎が沖縄入りし、普天間固定化を回避しよう、歯車を前に回そう、

と叫んで佐喜真候補の応援演説をしたことを知った(1月21日各紙)。

 こんなことをするようでは進次郎はおしまいだ。

 脱原発を唱え続ける小泉元首相を私は褒め、

安倍首相の暴政を自民党の中で止められるのは進次郎しかいないと褒めた。

 しかし、そんな褒め殺しはまったく通用しなかった、いやピント外れだったということだ。

 小泉父子は、親子鷹にはなれず、単なる親ばか、子ばかで終わるということだ。

 残念なことだが仕方がない。

 移設を推進するようでは、誰であっても、どのような理由があっても、私が評価することはありえない。

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