★東京オリンピック贈賄疑惑。大変な記事が出た。
AP、国際陸連前会長はトルコ側に要求、トルコ側拒否。
東京は受理、これで前会長東京に投票-(孫崎享氏)

16日JAPAN TIMESが報道

A事実関係

JAPAN TIMES掲載:記事内容紹介

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APロンドン

「IOCは2020年オリンピック賄賂疑惑を証明(IOC probes 2020 Games bribery allegations)」

「国際オリンピック委員会(IOC)は2020年オリンピックへの誘致において

賄賂があったのではないかと言う点について調査を行う用意が出来ている。

 スポーツ団体は金曜日、

世界反ドーピング機関(WADA)世界反ドーピング機関(WADA)の独立委員会に、

東京オリンピックを確保するために500万ドルの協賛金を支払われた可能性を示した資料の提出を求めた。

 世界反ドーピング機関報告書の脚注は国際陸連前会長は

国際陸連ラミン・ディアク前会長らが国際陸連(IAAF)行事への協賛との引き換えに、

2020年オリンピック投票に彼の投票を売る用意があったことを示唆した。

 報告書は当時IOCメンバーであったディアクがトルコ側が支払いを拒否し、

日本側が支払いした後、イスタンブール支持を取り下げ、東京を支持したことを示唆している。

 IOCは我々が事情を理解するため、既に独立機関に報告書を求めたことを明らかにした。

 東京主催者たちは疑惑は我々の理解を超えているといい、

トルコのオリンピック委員会はディアクの要求はイスタンブールが負けた理由ではないと述べた。

 IOCの声明は、IOCメンバーで世界反ドーピング機関の審査委員会の議長をした

ディック・パウンド(Dick Pound)は

現在のオリンピック招致過程が組織的腐敗に陥っていないことには十分自信を持っていると述べた。

 ソルトレイク市招致スキャンダル後の体制に言及し、我々は1999年以降多大な努力をしたと指摘した。

 彼は腐敗の個別的ケースがあっても、組織的にはオリンピックには関係しない問題と思っていると述べた。

世界反ドーピング機関報告書の脚注は、

ディアクの息子の一人Khalilとトルコ陸連関係者の会話が記載されている。

“トルコはダイヤモンドリーグないし国際陸連に4-5百万ドルの協賛金を支払わなかったので

国際陸連の支持を失った”“会話記録によれば日本側はそのような金額を支払った”

 “2020年オリンピックは東京に与えられた

“IOCは本件を自分達の管轄外として調査を行わなかった”と記載している。

 東京はイスタンブールを2013年ブエノスアイレスでの最終投票で60対36で破った。

 小野日子・東京五輪広報官は声明の中で、“東京が最高の提言を行ったので東京に決定した”と言及した。

 トルコ・オリンピック委員会委員長Ugur Erdenerはディアクの要請関連で敗れたのではない。

彼は個人的な投票を彼の期待にそう別の市のために利用したかもしれない“との声明を出した。

 セネガル人であるディアクは1999年から2013年までIOCメンバーであった。

 パウンドは木曜日、2020年オリンピック誘致に関する贈収賄に真摯に調査することを提言した。

2:評価

・日本側が全陸連会長に資金提供を行ったことは事実として証明されるであろう。

そして全陸連会長が東京を支持した因果関係も証明されるであろう。

・IOCはこれを前陸連会長の個人的犯罪として処理するであろう。

・その際、提供者の日本側の責任問題は残る。

・これだけ重要な記事であるが、大手マスコミはほとんど報じていない。

異常な位のSMAP事件の取り扱いである。

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