★勝てば翁長知事の功績であり、負ければ宜野湾市民の責任だー(天木直人氏)

以下に紹介するのは読者のひとりから届いた直近の沖縄状況だ。

 沖縄に足しげく訪問できない私にとっては貴重な報告だ。

 この報告を読んで私は感じた。

 宜野湾市長選は今後の状況でどういう結果になるのか、容易ならざる状況にあるのではないかと。

 私がこの報告で注目したのは翁長知事の奮闘には、悲壮感すら感じさせるという言葉があったことだ。

 この翁長知事の奮闘が勝利をもって報われるように私は祈りたい。

 もし辺野古移転阻止の候補が勝利すれば、その勝利はすべて翁長知事がもたらしたものだ。

 もし敗れるような事があれば、それは翁長知事の訴えが足らなかったのではなく、

ひとえに佐喜真候補に一票を投じた宜野湾市民の責任である。

 私はそう断言したい。

 もちろん私は宜野湾市民の良識を信じる。


 以下引用

 先週金曜日から土曜日、日曜日と沖縄に行って来ました。

レンタカーを借り1日目の金曜日の午後に普天間と辺野古、

2日目の土曜日も午前中普天間、午後は辺野古、

3日目の日曜日の午前中に普天間(宜野湾市内)を回りました。

印象を下記します(箇条書きで済みません)。

1.普天間周辺(宜野湾市内)は市長選の雰囲気に包まれていた。

2.緑のジャンパーを着た運動員(志村恵一郎派)が現市長派より多くいた感じがしました。
(軽自動車の選挙カーの台数も志村派が多かった)

3.志村派の運動員の元教師(女性)に状況聞いた処、前回の伊波洋一 対 佐喜眞あつしの選挙で
900票の差で負けた、開票作業で伊波候補が優勢と思い帰宅した処、逆転された、
(創価学会にやられたと、不正とまでは言わなかったが 
今回は今は横一線ということだが絶対に負けられないと言ってた)

4.沖縄タイムズ、沖縄新報の両紙は辺野古基地建設について
賛否を明確にしていない佐喜眞現知事を暗に批判している
(両紙の宜野湾市内での発行部数は承知していないし、
宜野湾市民の両紙のへの信頼がどの程度か分からないが)

5.昨日の公示日には選挙カーには志村派は翁長知事や地元国会議員が乗り、
より大きな選挙カーの佐喜眞派には舛添都知事、斎藤公明党代議士他が乗っていて対照的だった
(舛添が丁度志村派の陣営を通過する選挙カーの後部に立っていたが、浮かぬ顔をしていたのが印象的)

6.先の志村派の運動員との話で意外だったのは、那覇市や宜野湾市内の人達は
殆ど辺野古には行かないと、
バス代が高いとか(那覇市内から50Km、1時間程度の丁度いいドライブなのだが)
高速代が(750円)高いとかの理由をあげていた。

7.志村候補は県職員OBで一級建築士、県の土木事業に精通、実父は自民党県連会長、
県議会議長を歴任とコテコテの自民党(翁長知事も自民党出身)

8.佐喜眞候補はディズニ—ランド誘致を第一公約に掲げているが、
年寄が多いので得票に繋がるのかどうか疑問

 最後に私の見立てですが、確かに現時点は両候補とも横一線のようですが、

争点を辺野古基地建設反対で安倍政権と対峙する事を明確にした翁長、志村の勝ちと考えます。

悲壮感漂う翁長知事の必死に訴える姿は、

最後は内心複雑な沖縄県民(宜野湾市民も最後の処は一緒)の心を打ち、

一票を投ずると考えます。

佐喜真はディズニ—ランドとか東京とか日本政府とか強いものをバックに

新しい沖縄構築を前面に出しているが、

辺野古は暗に賛成しているということが最終的にはまずかったことに終わるように感じます。
 
 二日間車で空港、那覇市内、普天間周辺、辺野古とぐるぐる回りました。

行くところどころに独特のフェンスが長い距離を走り、

それが米軍基地だと分かると本当に米軍基地が多いのに気がつきます。

古い軍の建物が広大な土地に散らばり殆ど人はいない普天間基地には

オスプレイが数十機あり、いい加減にしてくれという感覚というか、

未だ戦争が終わっていないという事を感じました。

普天間基地に隣接する場所に佐喜眞美術館がありました。

(有名な草間彌生展をやっていましたが 

二階の屋上から基地をフェンス越しに見る事が出来ますが驚いたのは

美術館のすぐの両サイドに大きな立派なお墓が二つありました、

美術館の方に聞きましたが沖縄人の墓がフェンスの中に500か所くらいあるという事でした。

これはショックでした)。

又、辺野古の景色は確かに絶景でした。本当にきれいな処です。

あそこに軍事基地は全く似合いません。日本の恥ですし、世界の恥です。

                           引用終わり

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