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16th Jan 2016 from TwitLonger

【ネタバレ注意】 フィニクスフヴォースト イメソン付き感想


「フィニクスフヴォースト 揺籃形成の終わり」
著:妹尾ありか サークル:ありや
特設サイト:http://imoni.org/special/phoenix/


(前書き)
感想――と言えば聞こえが良いのですが、
私、この本を読んで、響たちについて色々と妄想をしていました。

それを纏めるために、イメソンを張っていきながら
自分の思考を纏めていこうと思ってコレを書いております。

色々と重大なネタバレを含んでおります。
まだ未読の方は、そっとブラウザバックを推奨します。
ネタバレ気にしない方は読んでもオッケーですが、
ぜひ読み終わってから読んでいただきたいです!

未読の方はこちらからどうぞ!(メロンブックスさんのサイトです)
『フィニクスフヴォースト 艦船少女販売処』
https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=136974
『フィニクスフヴォースト 揺籃形成の終わり』
https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=146616



 ◆



①再生-Rebild-(緒方恵美)
歌詞:http://www.kasi-time.com/item-59003.html

私はこの中に、響を見た……。
そう、限りない空を、自由に羽ばたく不死鳥を見たんです(唐突)。

響――彼女は、艦娘を殺すために、
妖精機関の末端素子(フヴォースト)として暗躍しています。
そして、響が戦い続ける理由の根源には、暁の存在があります。
そのことを鑑みた時、私はひとつの疑問を持ちました。

不死鳥は、本当に羽ばたいているのだろうか?

どこまでも、遠くへ。どこまでも、自由へ。
蒼穹へ飛び立つ鳥に抱くイメージは、しがらみや過去に縛られていない、
壮大で限りのない未来を想起させるものではないでしょうか。

産まれたばかりの不死鳥に、どんなにか酷いことが笑いかけたとしても、
何度でも蘇り、そうしてまた、大空へと羽ばたいて行く。
私は、そんな響の姿が見たいと思っています。
このイメソンと共にね!



②PAPERMOON(Tommy heavenly6)
歌詞:http://www.kasi-time.com/item-39292.html

Fairy Blueってなんだよ!!!111
妖精機関と海色機関かよ!!!!!1111

取り乱しました、失礼。

響が4話以降、誰のために戦っていくのか。
それが、今後の物語の展開のキーになると思っているんですよ。
暁のため? 朝霜や雪風のため? はたまた、自分のため?

響がこれから、何を選びとっていくのか。
そして、自らの根源の坩堝に飛び込んでいく
(のだと勝手に妄想してる)のですが、
ひとつだけ声を大にして言いたいことがあります。

それが、響はひとりじゃないということ。
これこそが、クライマックスフェイズ(※TRPG用語。
著者がTRPGを嗜んでいるのでこの表現を採用しました)で
朝霜を出した真意があると思っています。
著者の妹尾さんは、
「当初はそこでは出番がなかった朝霜が、なぜか出てきてしまった」
というようなことを仰っていましたが、
多分それが、「フィニクスフヴォースト」である響が、
「フィニクスフヴォースト」であることを終える(≒物語が収束する)
ことに繋がっていくんじゃないかなと感じています。

絆という信頼。
ひとりでは選べなかった響の未来――。
そういうものが「在る」と願わずにはいられないのです。



③キミノウタ(abingdon boys school)
動画:https://www.youtube.com/watch?v=FdcczAbnCmY
歌詞:http://www.kasi-time.com/item-44205.html

これは、響×暁ルートでのハッピーエンドの妄想ですね!
正直言ってこのルートは4話以降でも無いだろうな~、
とあまり期待はしていないのですが、
たぶんこれが響が最初に望んだルートなのだろうなとも思います。

というのも、今の響が暁と元の関係に戻れるかというのが甚だ疑問でして。
暁への思いというのが、響はすごく後ろ向きな子ですよね。
1巻でも暁のもとへ通い続ける姿が描かれていましたが、
この子は自分を切り売りして犠牲にすることで暁への思いを積み上げていました。
そんな――(酷い表現だけど)まともじゃない感情で、
彼女たちが邂逅した時に得られる物が、本当に明るいものなのだろうか。
その果てに待っている物がどんなものかは、語るべくもないでしょう。

イメソンみたいに歌にすると美しいんだけどね!!
美しいけれど、美しいものは儚すぎるので……。
なにこれ感想なの? 感想になってるの??
つら……。



④Color(i☆Ris)
動画:https://www.youtube.com/watch?v=qCW0J32uenQ
歌詞:http://www.kasi-time.com/item-64233.html

響→朝霜な妄想が捗る曲です。
3巻はこういう感じになるんじゃないかって勝手に思ってます(妄想)。
響の今見ている世界/見えている世界というのは、
まだ狭いコミュニティーの中にあるんです。
進路が白紙な響。それは言い返せば、まだ選べるということに他ならない。
「未来への切符は、いつだって白紙なんだ」って、
ヴァッ●ュ・ザ・スタンなんとかさんも言ってるしねッ!!

そして、響の白と暁の黒というモノクローム調の対比が好きです。
この物語の響は、マサラタウンなんですよ……。
マサラはまっさら、はじまりのいろなんですよ……。
だから何にだってなれる。
世界を知って、好きな色にこれから染まっていけばいい。
3巻がどのような終わり方になるかは著者のみぞ知るところですが、
響の前に広がる世界が、彩に溢れたものであることを願ってやみません。

(余談:今、「まさら」で変換したら「昌羅」とか出てきて一体誰なの……)



⑤オレンジ(トーマ)
動画:http://www.nicovideo.jp/watch/sm19625630
歌詞:http://www5.atwiki.jp/hmiku/pages/23837.html

暁と離別END(身も蓋も希望もない!)。
実際のところ、3巻はコレになるんじゃないかって思って……。
転生パロっぽい感じのイメソンですが、
あくまで現在の響と暁が生きている世界線での響の心情のイメージです。

二人の関係が終わることに、納得をもたらすのは何だろうと考えたのですが、
この先に自分が生きていく道標があることなのではないかと思います。
決別しても、それでも生きていく。未来を生きていくと決めること。
響で言えば、今の彼女自身を取り巻く艦娘たちが、
響が生きていく道標になるんじゃないかと勝手に思っています。

朝霜と雪風はやくきてくれーッ!!!
こいつ(響)放っておくと寂しさで勝手に死ぬぞーッ!!!(ウサギか)



 ◆



とりあえず、ざっと走り書きしましたが、こんなところでしょうか。
初めてイメソンを流しながら感想を書いてみました。
フィニクスフヴォーストを読んだ時の衝撃や感情を、
イメソンを聞いたりコレを読んでいる皆さんとシェアできたのなら幸いです。

そんなわけで、今回感想を書きました、
サークル「ありや」の『フィニクスフヴォースト』シリーズですが、
メロンブックスさんでも絶賛委託販売中です!

『フィニクスフヴォースト 艦船少女販売処』
https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=136974
『フィニクスフヴォースト 揺籃形成の終わり』
https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=146616


※コレを書いている1/16 20:20時点では売り切れになっていますが、
もしこの感想を読んで「この本面白そう!」と興味の湧いた方は……。
湧いた方は……。
えー……なんとかして手に入れてくださいッ!!!笑

以上です。
著者の妹尾さん、ありがとうございました。
次回の夏コミで発刊予定の完結編も楽しみにしております!


(しかし、今回は5曲程度に収めて書いたのですが、
もうちょっと頑張ったらフィニクスフヴォーストのイメソンで打線組めるなコレ……。)

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