★北海道5区、4月に町村議員死去による衆議院議員補欠選挙。
この自民対民主プラス共産が伯仲している選挙区。選挙民の意識問われるー(孫崎享氏)

・町村議員死去による北海道5区衆議院議員補欠選挙は4月24日に行われる予定である。

・現在、自民党公認は町村議員の娘婿で元三菱商事社員の和田義明氏、

民主党要請の池田真紀氏(43)、共産党擁立橋本美香氏が出馬表明、

共産党は志位和夫委員長が橋本氏を取り下げることも示唆している。

・この選挙区は前回第47回衆議院議員総選挙(2014年12月14日実施)された。

 この時は町村信孝氏(自民、公明推薦) 131,394票

勝部賢志氏( 民主党)         94,975票

鈴木龍次氏(共産党)          31,523票

である。

第46回衆議院議員総選挙(2012年12月16日実施 )

町村信孝氏(自民)         128,435票

中前茂之氏 ( 民主)         69,075票

鈴木龍次 氏(共産)          21,422票

第45回衆議院議員総選挙(2009年8月30日実施)

小林千代美氏( 民主)        182,952票

町村信孝氏( 自民)         151,448票

・一番直近の2014年選挙で見れば

町村氏131,394票に対し、民主、共産の合計は12万6498票、4896票で、極めて僅差の状況ダである。

・和田義明氏の有利な点は人柄、まめな選挙運動と言われるが、町村氏獲得におおのせできる見通しは少ない。

・新党大地の鈴木宗男代表は、自民党公認和田義明氏支援を表明したが、
支持基盤は基本的に町村氏と同じ基盤であり、民主・共産の支持基盤を崩すところにいっていない。

・この選挙は、集団的自衛権、消費税アップ等をうけ、国民がどのような選択をするかをみる上で極めて重要。

・選挙区内の千歳市や恵庭市には、自衛隊駐屯地があり、周辺には自衛隊員の家族やOBが住む。
これまで自民党の安定した支持基盤であった。しかし、集団的自衛権が実施すれば、
自衛隊、特に陸上自衛隊は戦地に行くこととなり、本当に現在の政策を支持しているのか注目される。

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