★NHKクロ現の国谷裕子氏降板。
集団的自衛権で菅官房長官を問い詰め、以降激しく糾弾され、
結局降板になった事位、誰にも解るじゃないか。
何故その追及をびびる。次は貴方の番だよ。-(孫崎享氏)

A・事実関係1:

NHKの報道番組「クローズアップ現代」の国谷裕子キャスター(58)が降板することが7日、わかった。

出演は3月までで、4月以降は、現在月~木曜の午後7時30分からの放送時間を

午後10時に移し、番組名も「クローズアップ現代+(プラス)」にするという。

 国谷さんは1993年からキャスター。現在は1年契約で出演している。

NHK関係者によると、クロ現を担当する大型企画開発センターは続投を強く求めたが、

上層部は「内容を一新する」という方針を昨年末に決定。(8日朝日新聞)

事実関係2 堀 潤・発言(JUN HORI ‎@8bit_HORIJUN)

菅官房長官出演以降、現場の元同僚や後輩たちからは

「政治ネタを扱いにくくなった」と聞いていたクロ現。ついに骨抜きに。

事実関係3私のツイッター

「1 分: ああ朝日、8日素粒子「その声を聴きたくないと誰が言ったか。クロ現の国谷さん降板へ」

クロ現で国谷さんを問い詰め、その後NHKにすごい圧力が来たと言われる事件をご存じないか。

知っていて逃げるか朝日。

こんな対応だから自民党、官邸は言論界に圧力のかけ放題。何故毅然と抗議できない。」

B;評価

・安倍政権になって、報道への圧力のかけ方が異常である。

 ごく最近、古舘伊知郎氏が「報道ステーション」のメインキャスターを

3月末で降板することが決定したばかりである。

・安倍政権になってから、安倍政権に好ましくない発言をしたとして、非難をうけ、

テレビ出演が問題になったケースは限りない。

・異なる意見を紹介する番組もどんどん減少した。

・本件は朝日新聞が報じた。

 しかし、結局、朝日新聞「素粒子」は

「その声を聴きたくないと誰が言ったか。クロ現の国谷さん降板へ」としか言えない。何たる弱腰。

 9日朝日新聞は「言論の危機だ」という社説を書いた。

 どこを扱っているかと言うと香港だ。

 「言論の危機だ」は香港までいかなくても、おひざ元の日本で怒っていることでないか。

香港は言及出来て、日本については言及できないのか。

The Huffington Post投稿日: 2014年07月11日 19時43分 JSTを見てみよう。

7月11日発売の週刊誌「フライデー」が、

「国谷キャスターは涙した 安倍官邸がNHKを"土下座"させた一部始終」と題して、

首相官邸側が放送内容を巡りNHKを叱責したと報じた。

これに対し菅義偉官房長官は「ひどい記事だ」と述べ、事実に反しているとの認識を示した。

フライデーが報じたのは、7月3日にNHKで放送された「クローズアップ現代」をめぐる

首相官邸とNHKのやりとり。この日の番組では、集団的自衛権を特集。

菅官房長官がゲストとして招かれ、番組キャスターや記者からの質問に答えた。

しかし、フライデーによると、番組終了後に菅官房長官に同行していた秘書官が

「いったいどうなっているんだ」とクレームをつけたという。

同誌は「国谷裕子キャスターの質問が鋭かったうえ、

国谷さんが菅さんの質問をさえぎって『しかしですね』『本当にそうでしょうか』と

食い下がったことが気にくわなかった」とした。

国谷キャスターと菅官房長官は番組中、次のようなやりとりを行っていた。

国谷キャスター:解釈の変更は日本の国のあり方を変えると言うような事だと思うのですが、

国際的な状況が変わったというだけで憲法の解釈を本当に変更してもいいのかという声もありますよね。 

菅官房長官:これはですね、逆に42年間、そのままで本当によかったかどうかですよね。

今、大きく国際化という中で変わってることは、事実じゃないでしょうか。

そういう中で、憲法9条を私たちは大事にする中で、

従来の政府見解、そうしたものの基本的論理の枠内で、

今回、新たに我が国と密接な関係がある他国に対する武力攻撃が発生し、

我が国の存立そのものが脅かされ、国民の生命・自由・幸福追求の権利が、

根底から覆される明白な危険ということを入れて、今回、閣議決定をしたということです。 

(中略) 

国谷キャスター:密接な関係のある他国のために、もし集団的自衛権を行使した場合、

第三国を攻撃することになって、

第三国から見れば日本からの先制攻撃を受けたということになるかと思うんですね。

戦争というのは、自国の論理だけでは説明しきれないし、

どんな展開になるかわからないという危険を持ったものですから… 

菅官房長官:いや、こちらから攻撃することはありえないです。 

国谷キャスター:しかし集団的自衛権を行使している中で、防護… 

菅官房長官:ですからそこは、最小限度という、3原則という、

しっかりした歯止めがありますから、そこは当たらないと思いますよ。

国谷キャスターは番組の終了間際まで

「解釈を変更したことに対する違和感や不安をどのように払しょくするのか」などと質問。

菅官房長官が回答を返す途中で、番組は終了してしまった。

その数時間後、再び官邸サイドからNHK上層部に

「君たちは現場のコントロールもできないのか」と抗議が入ったという。

局上層部は『クロ現』制作部署に対して

「誰が中心となってこんな番組作りをしたのか」

「誰が国谷に『こんな質問をしろ』と指示をしたのか」という"犯人探し"まで行ったというのだ。

さらに、別のNHK関係者からは驚きの証言が飛び出す。

 「放送が終わったあと、国谷さんや番組スタッフは居室(控室)に戻るのですが、

この日、国谷さんは居室にもどると人目もはばからずに涙を流したのです」

(フライデー 2014年7月25日号より)

インターネットでは、「事実なら、安倍政権を倒すことになる内容」、

「国谷さんとその隣にいた記者は、国の偉い人にそれ聞きたかったということを

代弁して聞いてくれた」という意見や、「国谷キャスターは気骨のある人と評判なので、

恫喝された程度で涙をみせないはず」と記事は誤りだとする意見などが出ていた。

菅義偉官房長官は11日午前の閣議後の記者会見で、

「(記事のような事実は)全くありません。ひどい記事だと思いました。

抗議は考えていないが、抗議したほうが効果があるかどうかを含めて考えたい。

あまりにもひどすぎる記事」と述べた。

・私達はこうした問題をあまりにも一個人の発言、対応として見逃してきたのではないか。

・今の安倍政権の動きはナチドイツとかなり類似してきた。

ナチドイツ時代、拘束されたマルティン・ニーメラーの言葉原型は1946年の演説を今一度、考える時にある。

「彼らが最初共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった。

 私は共産主義者でなかったから。 

社会民主主義者が牢獄に入れられたとき、私は声をあげなかった

私は社会民主主義ではなかったから

彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった

私は労働組合員ではなかったから

彼らがユダヤ人たちを連れて行ったとき、私は声をあげなかった

私はユダヤ人などではなかったから

そして、彼らが私を攻撃したとき

私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった」

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