★自民党の歴史検証本部立ち上げを批判した東京新聞の社説-(天木直人氏)

ついに自民党が「歴史を学び未来を考える本部」の初会合を開いたらしい。

 12月23日の各紙が報じていた。

 これは稲田朋美政調会長の肝いりで出来たものだ。

 その目的が、東京裁判、南京事件、慰安婦問題などについての見直しであることは明らかだ。

 その事だけでも腹が立つのに、あの谷垣幹事長が本部長を引き受け、その重要性を強調している。

 タカ派稲田の色を薄めるために、ハト派の谷垣が使われたのだ。

 谷垣幹事長は、どこまで自らを貶めれば気が済むのだろうか。

 そう思っていたら、12月24日の東京新聞が社説で次のように批判していた。

 「・・・全国民の代表者として国会にすでに議席を有する者が、

今さら一堂に会して歴史の何を学ぶというのか。

まさか、学ばずして国会の場に出て来てしまった、ということではあるまい・・・」

 これ以上的確で、辛辣な批判はない。

 あまりにも未熟な者たちが、あまりにも簡単に国会議員になり過ぎている。

 国会議員の数が多すぎるからこんな事になってしまうのである。

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