★米軍から資金供与を受けていた日本の大学・研究機関ー(天木直人氏)

共同通信が、米国政府が公表している情報に基づいて独自取材し、

その結果をスクープとして報じた。

 2000年以降、少なくとも日本の12の大学と研究機関の学者、研究者たちに、

2億円を超える資金協力をしていたことがわかったと。

 米国政府ではなく米軍が資金協力している。

 このことは深刻である。

 米軍が、日本の大学や研究機関に、見返りなく資金を提供することなどあり得ない。

 どのように詭弁を弄しようとも、米軍から資金供与を受け取った時点で、

その大学や研究機関は米軍の意向に逆らう事など出来はしない。

 かねてから書いてきた通り、やはり日本は米国政府ではなく米軍に統治されているということだ。

 ここまで衝撃的なスクープを共同通信が独自の取材で行い、明らかにしたのだ。

 それにもかかわらず、それを転載して報じたのは地方紙(12月7日下野新聞ほか)だけだ。

 大手紙で取り上げたのは東京新聞(12月7日)だけだ。

 地方紙や東京新聞はほかに書くことがなくて困っているからか。

 もちろんそうではない。

 政府にとって不都合なことを大手メディアが書かないだけなのだ。

 思いやり予算の場合もそうだ。

 この国の大手メディアの権力迎合ぶりは、ここまで来てしまったということだ。

 大手メディアの報じる事だけを鵜呑みにしていては、国民は真実を知る事は出来ない。

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