★ロシア軍機墜撃について瓜二つの社説を掲げた産経と東京ー(天木直人氏)

11月26日の産経新聞と東京新聞が、まるで示し合わせたように、

「ロシア軍機撃墜」事件について社説で取り上げた。

 その見出しも、「『真の敵』見失わず共闘を」(産経)であり、

「共通の敵を忘れるな」(東京)と同じような見出しだ。

 私がもっと注目したのが、その内容である。

 過激派イスラム国の掃討に向け各国が違いを乗り越えて結束せよ、と、瓜二つの主張をしている。

 ここでいう結束とは、もちろん空爆であり、イスラム国の軍事的排除だ。

 産経新聞が書くならまだわかる。

 しかし、朝日新聞を差しおいて、いまや護憲派の愛読紙となっている東京新聞が、

ここまではっきりとイスラム国包囲網の為の軍事攻撃をその社説で容認しているのである。

 そういえば東京新聞は、なぜか中国についても批判的だ。

 私は日本の主要紙の中には、もはや本物の護憲紙は存在しないと思っている。

 日本のメディアでは憲法9条は守れないと思っている。

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