★富士山会合という名のジャパンハンドラーの集まりー(天木直人氏)

アーミテージの発言が行われた記者会見を主催した日米有識者とはどういう連中か。

 それをきのう11月23日の日経新聞が教えてくれている。

 すなわち日本経済研究センターと国際問題研究所が共催する

日米政財界の要人を集めた国際会議が軽井沢で開かれた。

 その出席者の代表者たちが開いた記者会見である。

 日本経済センターは日経新聞のシンクタンクであり国際問題研究所は外務省のシンクタンクだ。

 理事長は経済企画庁や外務省の官僚の天下りだ。

 だから政財界に加え官界も入ったいわゆる「政財官」による会合と言っていい。

 その後ろには、ここに出席はしなくても、

他の会合では招待される多くの同じような考えの政財官がついている。

 いわゆるこの国の政策決定者たちの集まりだ。

 そこで日米間の主要なテーマについて話し合い、なんと合意文書まで作っている。

 そのメンバーには米国側からはアーミテージのほかに

カート・キャンベルやチャールズ・レイク在日米国商工会議所名誉会長、

ウィリアム・ペリー元米国防長官などが名を連ねており、

日本側にはあの北岡伸一の名がある。つい最近、国際協力機構の理事長に就いたばかりだ。

 これを要するにジャパンハンドラーの集まりである。

 ジャパンハンドラーとは何か。

 その言葉の意味もメンバーも曖昧だが、

要するに、日本を対米従属の国に操ろうとする役割を課せられた米国有識者たちと、

それに加担する日本の有識者の俗称である。

 政財官そして御用学者の集まりだ。

 大衆デモを高いところから眺めて、その動きを封じ込める使命を帯びた連中だ。

 彼らに対抗するには、同じく政財官そして学者を集めた対米自立勢力を糾合しなければいけない。

 SEALSや左翼や野党政治家がいくら騒いでも、それだけでは勝てない連中である。

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