★これでは順序はあべこべだー(天木直人氏)

おそらく共同が書いたのだろう。

 きょう11月16日の地方紙下野新聞が書いた。

 政府は従軍慰安婦問題の早期妥結の前提条件として、

まず慰安婦像の撤去が先だという方針で韓国との協議に臨む方針を固めたと。

 複数の政府筋が15日に明らかにしたと。

 順序が逆だ。

 日本側が慰安婦問題について新たな解決策を提案するから、

慰安婦像の撤去を韓国政府は約束してほしい、そう協議で申し入れるべきである。

 少なくとも日本政府のあらたな解決策の提示と、

韓国政府の慰安婦像撤去の約束の同時合意しかない。

 それなのに、日本政府が解決策に応じる前に、まず韓国政府が先に撤去を約束しろという。

 もしこの下野新聞の書いていることが事実なら、日韓の局長級協議など、成功するはずがない。

 なぜならば韓国側の官僚がそんな判断を下せるはずがないからだ。

 それは朴槿恵大統領の政治判断でしか決められない。

 そしてもし朴槿恵大統領がそのような政治判断をするなら、

朴槿恵大統領は安倍首相に屈服することになる。

 そんなことは到底考えられない。

 11月2日に3年ぶりに開かれた安倍首相と朴槿恵大統領との首脳会談は、

慰安婦問題の解決を、局長級協議を開いて加速する事で一致したとさんざん喧伝された。

 それがまったくウソだったということだ。

 ここまではやくボロが出るようでは、安倍外交は終わりである。

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