★飯島勲までもが認めた外務省崩壊ー(天木直人氏)

そのユネスコ世界記憶遺産登録問題について、

安倍内閣の特命担当参与である飯島勲氏が書いている。
(11月5日号週刊文春飯島勲の激辛インテリジェンス)

 ユネスコ拠出金見直し発言は本当にいいの?と。

 そんなことをやってると、すかさず中国が全額負担するといいだすよ、そうなったらどうするの?と。

 まさしく私があの時書いたとおりだ。

 しかし、私が言いたいのはその事ではない。

 私がメルマガで書こうと思って書かなかった事を見事に書いている。

 すなわち、中国の外交責任者である楊潔チ国務委員が

日中関係の進展を模索するために訪日した事があった。

 このような重要な訪日の時に岸田外相はイラン、カタールへ外遊中だった。

 楊潔チ国務委員に会ったのは、露払いとしての谷内国家安全保障局長であり、

その後、安倍首相、菅官房長官が会談した。

 何でわざわざ岸田外相の不在の時を選んで楊潔チを招く必要があったのか、

これはおかしいぜ、まるで日中外交は外務省抜きで官邸主導でやるからと

中国にメッセージを送っているようなもんだぜ、と書いている。

 その通りである。

 あの楊潔チ訪日は異例だった。

 その事を書きそびれた私の代わりに、飯島勲氏が週刊誌で見事に書いてくれた。

 外務省は崩壊し、すべては安倍に従属だ。

 そして、その官邸主導の外交が、今度の日中韓三カ国首脳会談で見事に失敗に終わったのである。

 外交崩壊である。

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