★「共産党と協力すべきでない」と言った細野はどうするつもりかー(天木直人氏)

松本剛明が離党した民主党はどうなるのか。

 そう思っていたら今度は細野豪志だ。

 10月27日の記者会見で、

民主党の細野豪志政調会長が共産党との選挙協力はやるべきではないと述べたらしい。

 これに対し、同じ日の10月27日に、

岡田民主党代表は共産党との選挙協力を進める考えをあらためて示したという。

 共産党との協力でここまで岡田代表と対立している細野氏はどうするのか、

どうやって民主党にとどまることができるのか。

 岡田代表は、ここまで共産党との連携を否定している細野氏を、

どうやって民主党の一員として抱え込むつもりなのか、それが出来るのか。

 そう思っていたら、今度は共産党の志位委員長が、

やはり10月27日の講演で、次のように述べたという。

 「提案しているのは選挙区のすみ分けという消極的なものではない。

我が党の全部の地域組織、党支部が全力で活動する」と。

 宮城県議選で共闘を呼び掛けて躍進したため、

張り切って国民連合政府への意気込みについて更にボルテージを高めているわけだ。

 しかし、共産党が張り切れば張り切るほど、国民連合政府は実現が困難になる。

 それを共産党が知らないはずがない。

 共産党もまた自らの党勢拡大の為に、

「清水の舞台から」飛び降りた振りをしただけだったということなのか。

 野党連携はますます難しくなりつつあるということである。

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