★翁長知事を絶賛した吉見俊哉教授を絶賛する<???>ー(天木直人氏)

きょう10月23日の東京新聞の「社会時評」というコラムで、

東京大学大学院教授の吉見俊哉(よしみしゅんや)氏が翁長沖縄県知事を絶賛している。

 あっぱれにも翁長知事は国と刺し違える覚悟であると。

 約一年の周到な準備の後に、ついに辺野古埋め立て承認を取り消したと。

 はじめに結論ありきではなく、政府との集中協議に応じて妥協点を探ったが、

他にどうしても解がなかった、その事を証明する手続きを踏んだ上での見事な決断であったと。

 「辺野古移設が唯一の解決策」と繰り返すしか能のない政府よりはるかに巧みであると。

 そして吉見氏は言う。

 彼はやみくもに法的権限を行使しているのでも、反基地運動に没入しているのでもなく、

「沖縄の正義」を確信しつつ、「法」と「政治」が交錯するドラマのシナリオを考えているのだと。

 そして吉見氏は、「楽観も悲観も全く白紙の中で、沖縄のあるべき姿、

日本のあるべき姿を国民に問いたい。世界に問いたい」

という翁長氏の言葉を引用して、次のようにそのコラムを締めくくっている。

 国が辺野古移設を強行すればするほど国内外の支持は知事に集まる。

裁判の帰趨以上に、彼は日本国民と世界に向け、正義とは何かを問うている。

このような沖縄の正面からの問いに、私たちは(そして世界は)、

最大限の誠意を持って応える責務がある、と。

 これ以上ない翁長知事に対する絶賛の言葉であり、応援歌だ。

 そして私はこの吉見氏のコラムを我が意を得たりという気持ちで絶賛する。

 ここまで絶賛されれば、もはや翁長知事は期待を裏切ることは出来ないだろう。

 安倍・菅暴政政権との戦いに負けられないだろう。

 そのためにも、私は翁長知事を絶賛し続ける。

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