★イスラム国が犯行声明を出したバングラ邦人殺害事件の衝撃ー(天木直人氏)

今朝のNHKニュースが報じた。

 バングラデシュで邦人が殺害された事件についてイスラム国が犯行声明を出したと。

 犯行声明の真偽についてはいずれ確認されるだろうが、

もしこの犯行声明なるものが真実なら、

日本が受けるその衝撃ははかり知れないほど大きい。

 これまでも邦人がテロの犠牲になったことはあったが、

いずれも直接のテロの犠牲者ではなかった。

 後藤健二氏らの死は確かにイスラム国の犠牲であったが、

彼らの行動は一般国民のそれではなかった。

 今度は紛れもない一般国民を標的にした無差別攻撃だ。

 もし犠牲になった邦人がイタリア人の犠牲者のように援助関係者であれば

その衝撃は更に大きい。

 しかもイスラム国は、米国に加担した日本は、

世界中でイスラム国のテロの標的になるとインターネットで予告していたばかりだ。

 その予告の後で起きた初めての犠牲だ。

 あらゆる意味でNHKの朝のニュースは衝撃的である。

 ついに日本はイスラク国との戦争に入ったということだ。

 このまま日本が米国の対イスラム戦争に協力し続けるなら、

世界の至るところで日本はテロの犠牲におびえなければならない。

 このような日本を誰が予想しただろうか。

 しかもそれは安倍政権の政策の結果である。

 安倍政権の間違った外交・安保政策がなければあり得なかった事だ。

 そのことに日本政府もメディアもそして日本国民も、正面から受け止めなければいけない。

Reply · Report Post