★安倍首相のNY滞在。実働4日間滞在するもオバマ大統領会わず。
会ったのはバイデン副大統領。鳩山、野田ですら会った。
何故日本のメディアはこの異常事態を報じない。ー(孫崎享氏)

安倍外交は対米従属が全てだと言っていい。

1. 憲法違反との非難を浴びても、安保関連法案を強行に通し、自衛隊を米国戦略に使う態勢を作った、

2. TPPでは他国の先陣をきって、推進に回っている、

3. 辺野古移転を強引に進めようとしている、

4. ウクライナ等米国が重視している国にお金をばらまいている。

こうしたことをすれば、米国大統領から大歓迎を受けると思うのがふつうである。

全く違う。

安倍首相の動静をみてみよう。

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26日:ドイツのメルケル首相、インドのモディ首相、ブラジルのルセフ大統領との
    4カ国首脳会合。ケニアのケニヤッタ大統領と会談。

27日:カタール国連代表部で同国のタミム首長と会談。国連本部でイランのロハニ大統領と会談。

28日:韓国の朴槿恵大統領、フランスのオランド大統領、ドイツのメルケル首相、
    潘基文国連事務総長らと個別に立ち話。

29日:ロシアのプーチン大統領と会談。ウクライナのポロシェンコ大統領と会談。
    バングラデシュのハシナ首相と会談。日・太平洋島嶼国首脳会合に出席。

30日:バイデン米副大統領と会談。

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では日米関係をこわしたとされる民主党政権の時はどうだったか

2011/09/22 - 【9月22日 AFP】国連総会出席のため

ニューヨーク(New York)を訪れている野田佳彦(Yoshihiko Noda)首相は21日、

バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領と初めて会談

オバマ米大統領と鳩山由紀夫の会談(2009年9月 ニューヨーク)

他方オバマは誰と会っていたか。

・習近平は公式訪問、晩さん会など主催

・27日、インド首相と会談

・28日 プーチン大統領と会談

・29日 カザフスタン大統領と会談、キューバのカストロ議長と会談

日程的に安倍首相がオバマ大統領と会えない状況ではない。

バイデン副大統領があったのが象徴的だ。

安倍首相のカウンタパートはバイデン副大統領になっている。

民主党政権の時であったら、「首相、大統領に会えず」の大合唱だったであろう。

この論点で、どこの新聞が報じたか。

何故会談がなかったか。

オバマ大統領から見れば会う必要はない。

なんでもはいはい言う首相に会わなければならない必然性はない。

オバマ大統領と安倍首相は合わない。

安倍首相は軍事行使思考、オバマ大統領は、本人は反対。

麻生氏などは、反米国民主党、親共和党、黒人への蔑視を述べてきている。

多分安倍氏も同調しているであろう。

米国は同盟国首脳を盗聴してきているのだから、

プライベートな時間に安倍首相がオバマ大統領をどう言っているかは当然知っている。

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