★もはや後戻りはできなくなった翁長知事ー(天木直人氏)

翁長知事が国連人権理事会に出席して辺野古移設に反対する沖縄の気持ちを伝えた。

 この翁長演説を私は支持して来た。

 辺野古問題についての国際社会に訴えよと。

 そして国際社会の圧力によって日米両政府の強行を阻止せよと。

 しかし、あらためて翁長知事が演説を行い、

その中で沖縄の自己決定権や人権が(日米両政府によって)

ないがしろにされているとまで表現した事を知って、

翁長知事演説のインパクトの大きさを思い知った。

 かつて菅官房長官が翁長知事の国連演説を問われて

不快感を表明した事があったが、不快感どころか、この野郎という思いだったに違いない。

 政府代表の嘉治美佐子駐ジュネーブ大使がすかさず反論したのも、

日本政府の怒りのあらわれに違いない。

 そして米国務省のカービー報道官が翁長演説の直後に、

米国は辺野古移設を見直す事はしない、と異例の発言をしたのも、

米国の翁長知事に対する反発のあらわれだろう。

 ここまで日米両政府を敵に回した翁長知事はもはや後戻りは出来ない。

 そしてその事を私は評価・歓迎する。

 翁長知事は仲井真知事と同様にそのうち寝返ると疑っていた者たちは反省することだ。

 そしてこれからは翁長知事を信頼して翁長知事に協力すべきだ。

 翁長知事は、これまでのどの沖縄県知事も出来なかった事をやり遂げようとしているのだ。

 翁長知事を応援せずに、どうして辺野古反対を唱えることができるというのか。

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