crossbeats REV.についてゲーセン店員さんから聞いた話


ホームゲーセンで仲の良い店員さんからREV.について色々とお話聞かせて頂きました。
(1時間という長い間本当にありがとうございます。この場を借りて御礼申し上げます)

【集客について】
・昨日からチュウニズムが入荷して新機種としては2種類稼働しているが、チュウニズムは待ちができている一方でREV.はがらがら
・ほとんど人がいないせいで維持していくのも現状マイナス方面の捉え方をしている(チュウニズム入荷に伴ってREV.の筐体が店の一番奥の方へ追いやられた一因でもある)
・体験会のようなイベントも上納金(Aime税、ALL.NET維持費、電気代)の兼ね合いがあるから人が集まる要素がない以上赤字が出るためウチでは開催はできない

【操作・ゲームの進め方について】
・チュウニズムもクロスビーツも操作としては単純で分かりやすいが、チュウニズムはAIRノーツという"アーケードでしか得られないUX(ユーザエクスペリエンス)がある一方で、REV.はごくあるタッチパネルの操作しかなく新鮮味がない。(これならiOS版だけでいいじゃないか)
・フリックが入りにくく、そこで躓いて二度とやりに来ないライトユーザーさんが結構いる
・高難易度から入らず低難易度からとは言うものの、それを発言しているのは"ユーザー"や"プロデューサー"、"コンポーザー"の人たちであって"公式"からは一切そのようなアナウンスはない
・オプションやゲージと言った、ゲームを進めるにあたって必要な情報が公式から提供がない(店舗販促用のPOP含め)
・ユーザ側で色々そこらへんの補完をしようと試みているが、そういった公式外のものを店舗では使用できないため、結局各店舗で用意する必要はある(が、公式からお咎めがあったらそれまでなので動くに動けない)
 →そもそもそういうことをユーザや店舗に強いている時点で公式としてダメ

【音楽について】
・知らない曲が多くて触れにくいというユーザも結構いる
・オリジナル楽曲を売りにして、有名コンポーザーが集ったことをアピールしているが店舗にとっては「だから何なんですか?」という感じ。そこに「だから人気が出て売れる」という要素が感じられない。
・オリジナル楽曲を売りにしているとはいえ、その楽曲を聴くにはプレイするしかない。ユーザはその時点で躊躇う。
・正直有名コンポーザーによるアーティストコメントも必要ない(「20000回プレイしてください」と言われても、聴く機会に乏しい楽曲を触れる気にはならない)
 →デモ画面でヒットチャートのように上位楽曲のプレビュー試聴や、今日のおすすめ曲のようにランダムに収録曲の試聴が出来るような要素があれば、クレジットを入れなくても曲が聴けるので楽曲に触れる機会も増えるのでは?(音楽をメインで扱うCDショップでも試聴機とヘッドホン用意してるでしょ?)

【筐体について】
・スピーカー5つ備えて音響にこだわっているとはいえ、音量を大きくすると低音が響きすぎて周囲のゲームで遊んでいるお客様がびっくりする
・音量を上げ過ぎると振動で床が揺れることもありそこまで上げられないし、上げたところでうるさくて正直邪魔になる
・音にこだわっているから集客できるというのもいまいち効果がないように思われる

【総括】
・正直宣伝を含めマーケティングが下手すぎて、一切の魅力を感じないゲームである
・公式の補完をユーザや店に押し付けている時点で、売れる要素が感じないのも含めゲーセン側の評価としては最低ランク。店舗側もヨイショしきれない
・万人受けとまではいかないけど、現状の印象としては「クリエイター達が俺たちすげーでしょと自己陶酔しているだけのゲーム」としか思えない
・音楽を売りにしているのであれば、もっと楽曲に触れる機会をユーザに与えてください
 (みなさんがCDを買うきっかけは何ですか?アーティストが好きだから、テレビ番組、CM、ラジオのパワープレイで聴いて気に入ったから、知っているアニメの主題歌だから など、何らかのきっかけでその音楽に触れているでしょう?)


間の雑談レベルの会話などを端折って重要な部分箇条書きにしただけでもこれだけの量です。
このままいくと9月末にはウチのホームから筐体なくなるとも言われている状態です。(全国的に見て人がほとんど居ないので条件は大手以外は同じかと思われます)

以上です。

Reply · Report Post