★盗聴された後の対応があまりにも情けないー(天木直人氏)

安倍政権の責任者たちは、よくも雁首を並べて、

ここまで愚にもつかない言い訳を重ねるものだ。

 安保法制法案の事ではない。

 ウィキリークスが暴露した米国による組織的な盗聴発覚の後の対応だ。

 菅官房長官が開き直ったらしい。

 国益を害するような重要な情報は盗聴されていなかったと。

 どこを根拠にそんな事を言えるのか。すべて調べあげた上での発言か。

 甘利大臣が胸を張ったと言う。

 TPP交渉に関しては盗聴される事を想定してやっている。

仮に盗聴されているなら、米国はとんでもない対応間違いをするということだ、と。

 完全な言い逃れだ。

どこの国が最初から盗聴されることを前提に仕事をしているというのか。

 安倍首相に至っては国会答弁でこう言ったらしい。

 仮に事実であれば同盟国として極めて遺憾だ。

米国に事実関係の確認を強く求めていきたいと。

 まだオバマ大統領に電話していなかったのか。

 メルケルやオランドはすぐ電話して文句を言ったではないか。

 オバマは平謝りしたではないか。

 盗聴問題一つをとってみても、

安倍政権は政権の体をなしていないということである。

 それを許すメディアも国民も甘すぎる。

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