★菅官房長官との密会をスクープされた沖縄タイムスと琉球新報―(天木直人氏)

きょう6月12日発売の週刊フライデーに衝撃的なスクープ記事が掲載されていた。

 すなわち基地問題で一貫して反対の論調を貫く沖縄タイムスと琉球新報という

沖縄の二大地元紙の幹部が、

東京都内の超一流ホテルのバーで菅義偉(すがよしひで)官房長官と密会していたというのだ。

 安倍首相がサミット出席で日本を留守にしていた6月8日の夜だったという。

 翁長知事が訪米から帰国したのは6月5日だから、その直後のタイミングだ。

 一体何が話し合われていたのだろうか。

 もちろんその内容についてはフライデーの記事は何も書いていない。

 沖縄タイムスも琉球新報も、フライデーの取材に対して、

「会合によって、沖縄タイムスとしての立場に変更はありません」、

「本紙の報道姿勢に変更はありません」と答えている。

 あたりまえだろう。変更があればそれこそ大問題だ。

 しかし、沖縄タイムスも琉球新報も、記者会見を開いて沖縄県民や国民に釈明すべきだ。

 沖縄県民や国民はその事を二紙に要求すべきだ。

 その内容を明かすことは出来なくても、

少なくともその会合がどちらから持ち掛けられたものかは明らかにすべきだ。

 メディアと権力の会食がさんざん批判されている中で、

沖縄タイムスや琉球新報の方から持ち掛けたとすれば致命的だ。

 しかし、たとえ誘われたものであったとしても、二人で渡れば怖くないと、

その誘いに乗ったとしたらやはり致命的だ。

 漏れないはずがない。

 菅官房長官が漏らしたとは言わないが、

こうして週刊フライデーがスクープして世間に知れ渡る事となる。

 結果的に菅官房長官のメディア潰しが奏功することになる。

 それにしても菅官房長官に平身低頭する写真が流されるようでは致命的である。

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