★ついに砂川判決再審請求訴訟が日本を揺さぶる時が来た!-(天木直人氏)

きのう6月11日の午後、土屋源太郎さんから一本の電話がかかってきた。

 「天木さん、我々も声を上げることにしました。参加してください」

 その後に続く土屋さんの言葉は、私がかねてこのメルマガで訴え続けてきた事だ。

 田中耕太郎最高裁長官が下した1959年の砂川判決が、

安倍政権が強行成立させようとしている安保法制案の合憲の根拠とされている。

 こんな馬鹿なことがあるか。

 日米安保体制は違憲だと断じた東京地裁の伊達判決を、

マッカーサー在日米国大使とみずらか密会を重ねて葬った最高裁裁判長田中耕太郎。

 この売国的事実が、米国の機密文書公開によって明かされたのは2008年だった。

 この国の司法のトップが自ら憲法違反を犯していたのだ。

 最高裁長官であり、最高裁大法廷の裁判長である田中耕太郎が下したのが砂川判決だ。

 砂川判決が集団的自衛権行使を容認しているかどうか、などという議論以前の大問題である。

 砂川判決自体が違憲なのだ。

 その再審査請求訴訟を起こしている我々が、いまこそ立ち上がらなければいけない。

 協力してくれませんか、という。

 私はその電話を受け取ったとき、私の願いが通じたと思った。

 ついに憲法9条が安倍政権を倒す時が来ると思った。

 いや、憲法9条が日本国民を覚醒させる時が来る。

 土屋源太郎さんと弁護団が行う記者会見は、

6月18日午後三時より衆院第一議員会館で開かれる。

 私もその末席に並んで記者会見に臨む。

 私が公認翻訳官として翻訳した米国極秘公電が全国の国民の前に配布されることになるだろう。

 私は西山太吉さんにも記者会見に立ち会ってもらいたいと

 土屋源太郎さんにお願いするつもりだ。

 空前絶後の記者会見になるだろう。

 ちなみに、きょう6月12日の朝日新聞が土屋さんらの砂川判決再審請求訴訟について書いた。

 東京新聞に次いで二番目の報道だ。

 18日の記者会見以降は、読売も産経を書かざるを得なくなる。

 戦後70年を経て微動だにしなかったこの国の対米従属外交は、

 その最後の執行人である安倍政権とともに、追いつめられることになる。

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