★安倍首相の憲法違反を放置する谷垣幹事長の大罪-(天木直人氏)

谷垣禎一自民党幹事長が、きのうの日曜日、

自民党の青年局に担がれて安保法制関連の必要性を訴えて街頭演説を繰り返したという。

 極右の山谷えり子と並んで車上で演説をしている写真が掲載されている。

 その演説を、安保法制反対、憲法改正反対の市民が取り囲み、抗議している。

 これが自民党の中の護憲・平和集団と言われた宏池会を代表する政治家のなれの果てだ。

 70歳になってもなお、安倍首相からの禅譲を得て、再び自民党総裁、首相を狙う野心が捨てきれない。

 そのためには、安倍首相が米国に約束した憲法違反の安保法制案成立に貢献しなければいけない。

 違憲を合憲と言わなければいけない。

 自らの政治家人生を振り返って恥ずかしくはないのか。

 安倍暴政を止められない責任は野党の体たらくにある。

 しかし本当の責任は、政権政党でありながら、

安倍暴政に待ったを負ける政治家が出てこない自民党議員にある。

 その中でも、ハト派と言われた谷垣禎一幹事長の責任は重い。

 もし安倍首相が憲法違反で退陣し、

その後釜として谷垣氏に首相の座が転がり込んで来たら、

手のひらを返したように安保法制案は違憲だというのだろうか。

 言い出しかねない無節操ぶりである。

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