★比大統領歓迎晩餐会の天皇陛下のお言葉を安倍夫妻は何と聞く―(天木直人氏)

佳子さまの初出席が話題になった比大統領の歓迎宮中晩さん会であったが、

そこで述べられた天皇陛下のあいさつをメディアは軽視してはいけない。

 国賓の歓迎晩餐会の冒頭で、戦後70年に当たる本年に言及し、

過去の戦争に触れて、深い痛恨と犠牲者への深い哀悼の意を述べらたことは、衝撃的だ。

 陪席していたはずの安倍首相は、昭恵夫人ともども、そのお言葉をどういう思いで聞いたのだろか。

 もし天皇陛下がこの国の首相なら、中国や韓国との関係はたちどころに改善するだろう。

 世界に与える平和国家としての日本の印象は揺ぎないものとなるだろう。

 象徴天皇には直接に政治や外交をおこなうことはできない。

 しかしこのあいさつに込められたメッセージは、これ以上ない外交だ。

 村山談話を見直して、

戦後の日本人が築き上げて来た平和国家日本の努力を

水泡のごとく失わせようとする安倍首相に対する、これ以上ない天皇陛下の叱責である。

 その事をメディアははっきり書いて国民に知らせるべきだ。

 なによりもメディアはここまで天皇陛下を苦しめる安倍首相に反省を促すべきである。

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