@MetalGodTokyo 日本の政治屋トップ、ヘイト・クライムとズブズブ  (Daily Beast紙記事前半翻訳)


日本の政治屋トップ、ヘイト・クライムとズブズブ  (Daily Beast紙記事前半翻訳)

日本の首相が金曜日に国連で演説した最中にも、自国での評判は公然の人種差別主義者ではないかと疑われている。

東京、日本 - 安倍晋三首相は、今週の金曜日、国連で演説する予定だが、彼はあまり歓迎されないだろう。7月後半、国連人種差別撤廃委員会は、外国籍の住民を狙ったヘイト・スピーチの事態の急増を取り締まるよう日本に勧告した。 国連の同委員会は安倍政権に対し、デモにおけるレイシストの暴力や憎悪への扇動に加え、ヘイトの表明に対する断固たる処置、および状況を改善するための法律制定を促した。

最近のニュースからすると、安倍首相及び安倍内閣が国連の勧告を聞き流している模様。内閣の幾人かの者は、レイシズムやヘイト・スピーチの問題に無関心なだけではなく、ヘイト行為を推進する者たちと関係をもってさえいる。 

新たに任命された日本の国家公安委員長と、この国で最悪の人種差別主義グループ在特会の幹部らとの写真が、日本を代表する週刊誌である週刊文春によって先週明るみになった。米国で言えば、検事総長が、クー•クラックス•クランのボスと親しくしている場面を撮影されたようなものである。今週、他の閣僚が彼らから寄付を受け、さらに安倍首相自身が熱烈な反韓団体との結びつきを持っている可能性について報告された。

人種差別の多くはコリアンに向けられているため、日本と韓国の関係のため有害であるだけでなく、日米関係にも悪影響を及ぼす。2月には米国国務省が人権に関する年次報告書で、日本におけるコリアン系住民に対するヘイト・スピーチ、特に在特会を名指しで批判している。在特会は反社会的行動で知られているが、Daily Beast紙は、在特会と住吉会をはじめとする暴力団との関係について情報を入手した。住吉会は米国でブラックリストに載っているものだ。

日本の連立与党といかがわしい連中との関連に関する最新のニュースは、ネオナチと他の二人の閣僚とのつながりを含むスキャンダルが世界的な話題になった直後に発生した。

レイシスト・グループとの関係をめぐる論争に巻き込まれた閣僚が打ち出す防御は決まって「私達はたまたまこの人たちと写っただけだ。彼らが誰であるかわからない」というもので、まったく理解に苦しむ。そして、それがさらに厄介な問題を引き起こしている。

国連と米国務省は、確かにこの問題について日本に促すことはできるが、ヘイト・クライムが政治的に、さらには金銭的に得なほうへ働き、そして政府が極右レイシストに対して寛大である限り、問題への対処が取られることはない。国連が日本に与えた叱責は、内閣と頑迷な極右団体との関係がさらに明るみに出続けることを予知しているかのようだ。

在日コリアンはレイシズムやヘイト・スピーチの矛先に苦しんでおり、その状況は複雑である。 いくつかの点で彼らは、1930年代初頭のアメリカにおけるユダヤ人に似ている。彼らは少数派であり、彼らの多くは二世あるいは三世で、本国とのつながりを持っていない。彼らの多くは第二次大戦中に奴隷的労働力としてもたらされたものである。日本の歴史修正主義者は「奴隷」よりも「徴用」という用語を好んでいる。

在日コリアンは、1920年代初頭にまでさかのぼるレイシズムと暴力の被害を受けていた。1923年の関東大震災の後、コリアンが井戸を汚染し、強盗をはたらいているとの噂が広がった。その噂を鵜呑みにした日本人が在日コリアン数千人を虐殺した。

戦後、多くのコリアンがとどまり、主に二つの陣営に分かれた。北朝鮮の国籍を取った一部と、韓国側の立場に立つ他の人である。日本人から人種的に区別できない一方、彼らの多くは自身の文化を継承し、民族学校を保持し、コリアンとしての国籍を保持している。

より良いフィット感を出し、差別を避けるために名前を変えたユダヤ人のように、一部のコリアンは彼らの身元を隠すために日本人の名前を使う。 彼らは微妙な差別の対象であるが、在特会によって派手に差別の標的となっている。

2006年に設立された在特会は、「コリアン系の特権に反対する市民」と訳される。彼らは超国家主義、極右グループであり、特別永住権を持つ外国人、そして主にコリアン系日本人に与えられた「特権」を排除するよう主張している。

在特会はまた、志を同じくする市民からの寄付で多くの資金を集めている。

桜井誠、本名・高田誠によって率いられる在特会は、コリアン系の住民が日本の社会福祉制度を破壊すると主張している。 また在特会は14,000名以上のメンバーを持つと主張する。日本中で抗議やデモを組織しており、コリアン系の小学校の前でさえ「朝鮮へ帰れ」「お前らの子供はスパイだ」のようなスローガンを怒鳴っており、それとはなしの、そして公然の脅迫を行っている。在特会は、全ての外国人、特にコリアンは犯罪者であり、日本から叩きだせと主張している。

最近の著作で桜井は、次のような持論を持ち出す。彼に言わせると、
「日本人はコリアンが今何をしているか理解している。 それを考えてみれば、こんな人々と共生することはあり得ない。日本人は何もしていないのに、コリアンは次々と事件を犯している。コリアンが犯罪に手を染めるたびに、我々の支持は上がる」と述べている。そして支持が上がれば、在特会の収益が増え、それはきちんと経常されず課税から逃れている模様。それは酷い商売だが、完全に合法だ。

しかし、在特会は日本のマフィア、すなわちヤクザと関係を持っており、これらは合法的でないだろう。在特会は、住吉会の政治組織である日本青年社と強い関係を持っている。

山谷えり子は、国家公安委員会の委員長として、日本の警察組織を管轄している。在特会や犯罪的傾向のあるメンバーとの関係が、激しく問題化している。2009年にさかのぼる一枚の写真が、荒巻靖彦の隣に立つ山谷を映し出している。荒巻は京都のコリアン系の小学校へのテロで後日逮捕され有罪、さらに2012年には脅迫の容疑で再逮捕された。

山谷と撮影されたもう一人は、在特会の幹部だった増木茂雄だ。増木は写真撮影後、少なくとも3回逮捕された。一度は小学校校長への脅迫、それから保険金詐欺だ。山谷は当初、写真に写っている連中と在特会との関連を知らないと否定していた。増木と彼の妻が10年以上にわたり山谷と友人であると述べていることからすれば、おかしなことだ。最近のスキャンダルについてTBSラジオからの質問に返答した際、山谷は不注意にも「在日特権」という、正に真の同調者ともいうべき用語を正確に使って、在特会について説明してしまった。本日(9月25日)開催された記者会見で、山谷は自身の用語の使用について質問され、不快感を現しながら「(TBSに対する)私の返答の中で、在特会のホームページからコピー・ペーストしただけかもしれない」と述べた。さらに山谷は、団体を名指しで批判したり、コリアンが「特権」を持っていると信じているかどうか明言することを拒絶した。

山谷は、現在の職務において、警察庁を管轄している。正に2013年の白書で、在特会はヘイト・スピーチにコミットしていること、レイシズムを促進していること、そして社会秩序に対する脅威となる姿勢を取っていることを指摘した組織そのものだ。もしヘイト・スピーチが犯罪になるのであれば、山谷は、法律を執行すべき警察を監督する責任があるのだ。

山谷だけが現在の内閣で在特会に近いわけではない。サンデー毎日によれば、「クール・ジャパン」戦略の担当相である稲田朋美もまた在特会関係者から寄付を受け取っていた。

日本ではレイシズムが「クール」なのかな。

稲田は、新内閣の他の女性閣僚共々、ネオナチ党首と納まった写真を流布され、今月ニュースになったばかりだ。二人とも、ネオナチと知っていなかったと否定しているが、後に「ヒトラーの選挙戦略」なる絶版本を称賛する広告のために宣伝文を書いていたことが発覚した。奇しくも、副総理の麻生太郎がナチの政治戦略の長年の称賛者であり、日本はナチに見習って密かに憲法を変えるべきと提唱している。

日本の首相である安倍でさえ、在特会のメンバーと撮影されている。増木は、在特会のメンバーであった2009年8月17日に安倍と写真に写り、自慢げに安倍が「覚えていてくれた」と記載していた。 


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