TA34bj

STFU · @TA34bj

25th Sep 2014 from TwitLonger

子供による騒音を特権視する“空気”


前に書いたことのまとめ

「手当がもらえるなら・・・」 残業代を求める若者は「社会をなめている」のか?(弁護士ドットコム) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140923-00002082-bengocom-soci …

これ保育園なんかの騒音を訴える人間の人格を批判する動きがあるのと構造が同じ。ルール(労働法や環境法)を守らない組織を批判する代わりに、ルールに基づいた発言をする人間の人格を批判するんだね。どうしてこういう気持ちの悪いことが起きるのか。

ルールを守らなくてもいい存在を無意識に仮定しているのではないかという気もする。そうすると「ルールを破る逸脱者と被害者」という構図が、「特権者を攻撃する逸脱者と特権者(とそれを支える人々)」という構図に転ずる。

そうすると世の中には少なくとも二種類の良心(あるいは正義)があることになって、ルールに基づいた良心とルールを破ってもよい特権者を守るための良心。同じ良心でもルールに対する姿勢という点から見るとまるで違う。

もちろん「特権者はルールを守らなくてもよい」というのも一つのルールなのだろうけどこれはあくまで二次的なもので「暗黙の特権者ルール」とでも呼べるもので、これが本来のルールと錯視されたり本来のルールの上位にくると、二つのルールが対立することになるので当然問題になる。

単純に言えば「ルールvs暗黙のルール」という対立があることになって、ルール側に立つ人間は反対の立場の人間から暗黙のルールに合意せよと迫られるわけで、その辺に気持ちの悪さがあるのかと思った。正規の手続きを得ていない社会的合意に参加しなさいみたいな、空気の権力による支配みたいな。

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