【都議会を振り返って】(塩村あやかFB 13日記事)


少し落ち着いてきたので、振り返りたいと思います。

今回のセクハラヤジという不規則発言の発生時には3点の問題があったと思います。
1、女性蔑視
2、多数派が正しく強いという雰囲気(次第に大きく、多くなっていくヤジと笑い声)
3、東京の問題に都議が耳を貸さないという事態

議場では登壇する議員を尊重し、どんなに少数会派であろうと、都民の付託を得て質問の権利を有しているのですから、耳を傾けて頂きたいと思います。
本会議での質問は委員会と違い、時間が厳しく制約されており、1秒でも過ぎることはできません。質問が終わらなかった場合は中断だけではなく、とんでもなく激しいヤジを浴びているのです。ですから、1秒でも大切で惜しいのです。

私は女性の感性がもっと議会に必要だと感じています。
今の割合は相当にバランスが悪いのは確かです。127名中25人しか女性議員が都議会にはいません。例えば、介護も育児も女性が担っているケースが多い。男性だけで世の中は回っていないのです。女性の感性と意見を政治に生かしていくには、19%という女性比率は少ないように思えます。

今後、日本の経済成長に女性の労働力が期待をされています。
しかし、改善されてきたとはいえ、出産後の継続就業率は26%程度(2012年)。仕事を続けるとどうしても晩産になってしまうことが窺える数字です。様々なリスクも高まります。
安心して仕事を続けながら、産み育てられる環境が大切ですね。

今回は記者の方々の意識が高く、大きな問題となりました。
2020年のオリンピック・パラリンピックを控えている都市、首都東京の議会がこれでいいのかと。今のままで終わらせるのかと。

ケネディ大使からの手紙にも「ターニングポイント」と記してありました。
後から振り返ったとき、この一件が生かされ、日本、東京が大きく前進をすることを心から願っております。

みなさま、お騒がせと心配をおかけしました。
申し訳ありませんでした。
また、応援のエールを送って下さいました皆様に心から感謝をいたします。
ありがとうございました。

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