区長選挙公開討論会:テーマ3「防災対策について」
田中「長期、中期、短期に分けて考えるべき。弥生町と大和町で木密地域のハード面の整備に着手した。これを進める。中期的には、建築物の耐震性向上、緊急輸送道路の耐震化が必要。災害時要援護者3万人の状況把握と個別の支援計画作りが直近の課題としてある。帰宅困難者対策は、地域の方や事業者の方と協議して進めていく。」

きじ「誰も死なせないことを基本として、災害の起こる前にやるべきこと、震災直後にやるべきこと、収束して復興に向かう時期にやるべきことそれぞれに備えるべき。圧迫死が多く、火災を防ぐためにも木造住宅の耐震補強が急務。また災害弱者に対してどう対応するべきか整備することが必要。災害直後については、誰がどう動くべきかを準備し訓練する。復興に向けてのビジョンも事前に整備しておくべき。」

宮本「天災が来たときに区の職員がしっかり動けるようになっているのか疑問に感じる事例があった。職員の人数も確保しないといけない。これ以上職員を減らさないで、職員が災害から区民を助ける体制を作る」

田中「大災害の場合、行政の対応力は隅々までには及ばない。自助・共助・公助が必要。1人1人に意識を持って自分なりの対策を立ててもらう、そのための手助けを行政が行う」

きじ「自助が必要なのは当然だが、どう助け合えるかは事前に区が仕掛けを作っておかないといけない。見守りネットワークと言っているが、自助共助が発揮できる環境を区役所が作っていかないといけない」

司会「自助共助を発揮できるためのプラン・対応策はあるのか」

田中「体系化された防災計画はある。大事なのは町会自治会を中心とした防災会。防災担当の職員はそうしたところの防災訓練などに足を運んでいて休みもないほど。そうしたところで得られた情報を共有し活用する必要がある」

宮本「中野区だけが木造住宅の耐震工事の助成をしていない。これが区長の自助重視の考えから来ているとすれば大問題」

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