区長選挙公開討論会:テーマ1「まちづくり・開発について」
宮本「中野駅前の大型開発はとりあえずストップさせる。特に区役所サンプラザを民間に売るという計画には反対。住民の利便性を第一に考えるべき。区役所は耐震の問題はないし、サンプラザはランドマークでもあるので住民に意見を聞きながらこの建物をどうするか考えていくべき。地方自治の精神に基づき住民を主人公として開発を進めるべき」

田中「中野区も日本も高齢化が進む。医療や介護・福祉の財政需要が膨らんでいく。そうした中で持続可能な地域社会をつくるには、区民の暮らしを豊かにしたり、それを通して区の財政基盤を強くしたりするまちづくりが重要だと考える。四季の都市が出来てにぎわいがうまれ、中野は変わったと喜んでいる方も多い。こうしたまちづくりを次の段階に着実に進め、地域経済の活性化や区民の利便性の向上を目指していく。まちづくりと言えば西武新宿線の連続立体交差化もある。東側部分は実現している。これに伴う駅周辺や街並みの再整備も重要なまちづくりであり、地域の皆さんと議論しながら進めていきたい。大和町・弥生町の防災まちづくりも着実にまた粛々と進めていくことが重要」

きじ「中野駅の混雑を見ると、開発はまだ道半ばだろうと思う。中野駅が皆にとって使いやすい安全な駅にしていく。バス停も遠くなりタクシー乗り場も出来ていない。こうしたことを進めるのがまずもって重要。区役所・サンプラザ一体開発については、サンプラザを大事にしたいと思う。しかし、耐震の情報などがない。そうした情報を揃え、区民の財産であるサンプラザのあり方について区民と共に考えていきたい。また、震災復興やオリンピックなどで工事費が高騰している。どのタイミングで何をするのかもしっかりと考えていかないといけない。中野の中野らしさにこだわりながら開発を進めていきたい」

田中「大規模な都市整備は特定財源等を活用しているので、開発をやめたら福祉や教育にお金が回せるものではない。工事費の高騰については、事業を計画的に進める中で財源を確保しながら行うことなので、当然計画的に進めるべき」

きじ「工事費が高騰している中で無理にやるのか。タイミングがある。区役所が耐震上問題あるのなら早急にやらないといけない。そうでないのなら期を見ていくのは財源の問題から見ても当然」

宮本「工事費が区税から出てないと言うのはナンセンス。区の職員の時間やエネルギーを使っているのが問題。一番大事なのはまちづくりのグランドデザインではなく、区民の生活のグランドデザインを描くこと」

田中「福祉や教育などは財政体力を強化する、区役所の経営体質を改める中で一般財源を確保して充実させていく。補助金等特定財源で行う事業は計画的に進めていく。職員が沢山いればサービスが充実するものではない」

きじ「二者択一の問題ではない。まちづくりと福祉のバランスを考えるべきものである」

宮本「喫緊の問題は福祉。優先順位が違うと言っている。介護の問題と子育て支援。
ハンディを背負っている人の問題。それを福祉と言っている」

きじ「区役所が耐震上問題あればすぐ対処しないといけない。バランスの問題であってどちらかでない。両方目配せしていかなくてはいけない」

田中「福祉や医療や介護の費用は増えている。その財源をどう確保するかが私たちの大きな課題。財源がなくては持続可能な福祉はできない。貯金はためてはいけない、あるお金を全て使って福祉をやる、それが持続できるという考え方は大間違い」

宮本「区の基金400億円は福祉を切り捨てて貯めたもの。本来は区民にまわすべき。その1%でも使うべきと言っている」

田中「区は建物や基盤設備を持っていて、それによって区民サービスは成り立っている。建物は放っておくと老朽化する、将来負担になる部分は必ずある。それ備えて計画的に基金を貯めたり財政運営したりしないと区政は継続できない。その中で財政体力に見合った形で福祉サービスを提供していくことが大切」

きじ「両立の中にも優先順位はある。福祉サービスのために施設が必要な場合だってある。どういうサービスを提供していくかから順番に考えないといけない。財源が限られた中で命を一番に考えて優先順位をつけていく」

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