doji621

HALU · @doji621

29th Apr 2014 from TwitLonger

福島で原発事故が起きたとき親戚の娘が近くにおり、
心配になったわたしはバイクに乗って会いにいった。
夕方になって急に雨が降り出し、わたしは合羽を着て走ったが、
途中でいままで感じたことのない重苦しい悪寒を感じた。
風邪ではない。熱もなかったし咳きも出なかった。
ただただひたすら合羽が重くなった。まるで鉄の鎧を着ているような
重苦しさに耐え切れず、ビジネスホテルに急遽避難して、
部屋で休んだ。
そのとき鼻血が音もなく、まるで涙のようにつーと垂れてきた。
びっくりした。ふつう鼻血というのはなんらかの前触れがあるのじゃないか。
それがまったく痛みもなにもなくつーと鮮血が垂れてきた。
このときはほんとぞっとした。
もちろんそのときは放射能被爆のせいだとは思わなかった。
ビジネスホテルでは翌日も、脱力したまま昼間もベッドで眠った。
体中の力が抜けて、生まれてはじめて感じるような気持ちのいい、
まるでクラゲになったような脱力感で、このままずっと横になっていたら
どれほど気持ちいいだろうかとおもった。
三日後、親戚の子どもの安否を確かめて帰途についた。
鼻血は東京を離れてからも続いたが、一週間ほどで急にとまった。
原因はわからないが、わたしは原発事故で飛散した放射能の核種が
上空で雨雲に含まれ、雨とともに落ちてきて鼻腔に付着したのだと
考えている。
鼻血のあとわたしはいっきに老け込んだと人から言われる。
これは、わたしがじっさいに体験したことだ。
被爆による鼻血はじっさいに全国で発生している。
もちろん原因はさまざまだろうが、あんな鼻血の出方ははじめただった。
このことを政府は隠蔽することにやっきになっているのではないか。
政府の犬のような医師、科学者などがテレビでデタラメな解説をしている。
善良な漫画家は今回犠牲になったとしかおもえない。

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