徳田毅衆院議員辞任会見
(2014年2月24日15時~、於衆院第1議員会館大会議室、仮起こし=国会H。※赤旗政治記者の仮起こしです。あくまでもご参考まで)


 (冒頭発言)

 本日は、あのー、急なお呼びかけにもかかわらませず、こうやってお集まりいただきまして、ありがとうございます。
 えー…、前の衆議院選挙における公職違反…公職違反…公職選挙法違反の容疑で、私の親族を含む関係者が逮捕・起訴されたことから、国民の皆様に政治に対する不信を招き、また鹿児島2区の有権者の皆様、私に公認をいただいておりました自由民主党および党員・党友の皆様、またご指導いただいた皆様、徳洲会の職員のみなさんにも多大なるご迷惑をおかけしましたことを、まず最初に心からお詫びを申し上げる次第であります。誠に申し訳ございませんでした。(と言いつつ頭を下げる)
 今回のことについては、もうホントにひとえに私の不徳の致すところであり、えー、立候補者である…選挙の立候補者である私自身の責任も免れないという思いから、本日、衆議院事務局に辞職願いを提出させていただきましたことを、ここにご報告を申し上げます。
 ま、今日まで、長くお世話になってまいりました後援会の皆様にも心から厚く御礼を申し上げたいと思います。また、ご期待を裏切ってしまったことについても、心からお詫びを申し上げる次第であります。
 以上です。ありがとうございました。

 (質疑応答)

 (西日本新聞 これまでかなり時間があったが、いまの時期に辞職願いを出したのはなぜか)

 まあ、これまでそうしたことはなかったということを信じたいという思いで、えー、捜査の推移をみもが…見守ってまいりました。まあ、そうしたなかでこれだけお時間をいただいたことについても、大変申し訳なく思っています。
 まあ、あの、今回、私の親族も逮捕・起訴されまして、まあ、そうしたなかで、えー…起訴内容についても、すべて認めているということでありますし、まあ、そうしたなかで、えー、もうこれ以上、私が衆議員の立場にとどまるのは、これはまた、国政のためにも、私の地元である鹿児島、谷山、指宿、奄美のためにもならないという本懐から、本日、辞職をする決意をさせていただきました。

 (共同 公判の行く末が見えてきた状況であるというのに加え、お姉さまの公判が3月5日に予定され、そのあたりの事情を勘案したということか)

 まあ、私が、辞職することがですね、えー、姉や、また、親族、また、徳洲会の幹部の方々の公判にどのような形で影響するかというのは、私にも分かりませんが、ただ……まあ、今回の事件に関わり、まあ、姉や母が非常にですね、そうした幹部の皆様には、本当に心から大変申し訳なく思っています。その思いが強いのは事実です。
 ま、そうした中で、えー…お許しになっていただけるのであれば、あー…寛大な措置をお願いできればとも思っています。

 (日テレ 自身の公職選挙法違反に関する関与についてはいかが考えるか)

 徳洲会グループからご支援をいただいていたというのはこれまでもあり、たくさんの方々が選挙中もおいでいただいているのは存じておりました。
 ま、そうしたなかで、ま、今回、東京地検特捜部より、選挙人買収ということで、えー、捜査を受けたわけですが、まあ、私自身は、法り…(聴取不能「法律違反?」)ということは夢にも思っておらず、またそうした関与というものは、あー、ございませんでした。

 (朝日 いまの時期やめると、補選は4月になる可能性がある。自民党では補選がいつ行われるのか非常に注目しているなかで、徳田議員がこのタイミングで辞職を決意したのかということと、タイミングとか自身の進退について周りにどのような相談をし、どういうアドバイスをもらっていたのか。さしつかえない範囲でお願いする)

 まあ、これは、まあ、事件の捜査からですね、これまで時間をいただいてまいりました。まあ、この、なぜこのタイミングかということでありますが、あー、辞職のタイミングについて、まあ、今後行われるであろう補選に…のことはですね、えー…判断材料にはしておりません。えー…ま、これまで、捜査や推移を見守ってきたことで、まあ、地元の後援会ともですね、いろいろ話し合いはさしていただいてまいりました。まあ、そういうことから、まあ、本日、辞職を決意をさせていただいた次第です。

 (TBS 猪瀬前都知事に5000万円を直接渡したということだが、その5000万円を渡した経緯は? 自身でその5000万円がどのように使われたかについて、どういう認識があったのか)

 この件については、現在も捜査中であり、あまり私からですね、お話しするものは、あー、多くは差し控えさせていただきたいと思いますが、私が猪瀬前都知事に対して、お金を貸したというのは、事実であります。
 まあ、しゅう…都知事選挙の前のタイミングでもありましたし、しかしながら、貸したお金がどのように使われるのか、またどのように使われるつもりであったのか、そういうことについてはですね、それは私からはお答えするわけにはいかないものだと思います。

 (毎日 猪瀬前知事が借用書を提示したが、あれについては実際、徳田毅議員が作成したのか。猪瀬さんがどう使ったのかは申し上げられないとのことだが、徳田議員本人としてはどういう名目で貸したのか)

 あのー、まあ、報道…これまでの報道にはですねえ、事実と異なることもありまして、それをすべて否定するつもりはありませんが、えー…私の事務所において、お金を渡しました。貸し出しをさせていただきました。
 あー、借用書については、私の事務所で作成させていただいて、そして私の目の前で署名もしていただきました。それは事実であります。
 どういうめいも…どういう形で、それは…ま、選挙の…貸してほしいという依頼があったときに、選挙の話が出たのは事実であります。ま、しかしながら、それをどのように使われるかというところまでは、私も聞いておりません。あのー…、ま、それはまた、あー、猪瀬前都知事に直接お聞きいただければと思います。

 (産経 貸してほしいという依頼があったということだが、猪瀬氏は、貸してあげるからというので借りたと盛んにいっているが、徳田議員は貸してほしいという依頼があったという認識か)

 私はそのように認識をしています。あのー、前都知事のコメントについては、いろんとが流れているので、えー…どれを取るか…ということも、私もまた、すべて報道を見ているわけではないので、分かりませんが、私としてはそのような認識をしております。

 (司会「時間もあるので、あと2問程度に」)

 (TBS 「一水会」の木村三浩代表や猪瀬氏と徳田議員の3者が11月に飲食店で会ったというが、そのときの会話の内容については。5000万円を貸すという経緯と、そのなかで東電病院の話が出てきたのか)

 まあ、私自身もですね、あのー、事情聴取を受けまして、そうしたことも検察…特捜部のほうからも聞かれておりますし、そうしたなかで正直思い出せない、その…会食のなかでどんな話をしたかということを、すべてについて思い出せない分もあります。
 また、いま東電病院の話が出ました。ま、これについても、いろいろ報道もありましたが、あー…私が猪瀬前都知事と初めて会ったというのは、ちょうどその時期でありまして、それ以前にですね、知事時代に東電病院の話をしたということもありませんし、そしてまた、あー、これまでもです、これまでも、猪瀬前都知事と東電病院の話というものは一切したことはありません。ございません。

 (NHK さきほど猪瀬氏にお貸ししたときに、選挙の話が出たと言ったが、それは具体的には都知事選挙でお金がいくら必要だとか、そういう話だったのか。さきほど自身でお貸ししたといったが、その原資というのは、虎雄さんと相談して用意したのだろうが、その相談して用意した経緯は)

 その会食のなかで、えー、都知事選挙の話は出たのは事実です。まあ、そういうなかで、そういう経費…経費、どれぐらいかかるのかという話が出たのも事実ですが、詳しいことについては、まだ、ちょっと私も思い出せません。
 えー、貸し出した原資について、えー…徳田虎雄前理事長と話し合ったのは事実です。また、私がそこからお借りしたのも事実です。

 (読売 今後の政治活動は続けるのか)

 えー、現在のところは、白紙でありまして、これからまた後援会の皆様とも、しっかりと話し合いをしたいと思います。
 今回のことについて、深く反省し、こうしたことは二度と繰り返さないと、決意を自覚しております。
 私の選挙区である、鹿児島県の谷山、指宿、奄美というのは、それぞれの地域に、まだまだ多くの政治課題がございまして、ま、そうしたことを一つひとつでも解決していきたいという思いはいまだにあります。そうしたなかで、また、あー、ご期待いただけるのであれば、この政治の道を志す…志していきたいなと思っています。

 (司会が「以上で」と切り上げるが質問が出る)

 (NHK 徳田氏の場合は、虎雄氏の時代から徳洲会という形で特徴のある選挙戦を行ってきた。それがこのような事件につながったこと、それが政治にどのような影響を与えると考えるのか。議員辞職で責任を取るが、今後どういう政治に関心があるか。政治は何か変わっていると考えるか)

 まあ、私は、あの、衆議院議員として、えー、8年・3期ですね、こうやって活動さしていただいてまいりましたが、それ以前から、あー…秘書として政治活動をしてまいりました。
 まあ、そうした中で、徳洲会のグループの皆様からご支援をいただいてまいりましたので、今回ご指摘をいただいて、やはり、認識が甘かったと思って深く反省をしているところであります。
 まあ、選挙というようなことで、公平性がなくてはならず、その公平性をゆがめてしまうという…ま、それ以上に、やはり今回についてはですね、たくさんの方にご迷惑をおかけしたと。選挙区においても、また、あー、同様でありまして、ま、そうしたことは、ホントに大変申し訳なく思い、反省をしています。
 ま、政治に対する影響っていうのはですね、ま、私も自由民主党を離党させていただいて、いまもこうやって辞職をさしていただきますが、その影響は、あー…できるだけ少なくなればという思いでいます。

 (質問者不詳、聞き取れず)

 きょうは、あのー、事務局に提出を…辞職願いを提出させていただきまして、これからまた、本会議にかけられると思います。まあ、バッジをつけるのは今日が最後になろうかと思います。

(おわり)

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