モーニングバード7/24。アジア太平洋資料センター事務局長であり、TPP参加国の交渉官や利害関係のある民間企業が集まる会議へ参加されている @uchidashoko さんの発言が衝撃的だったので、書きお越しておきます。

(Q:会議への出席者は日本の交渉参加をどう受け止めているか?)

「私は国際NGOの一員として情報収集してますけども、NGOの側から見ると、はっきり言って日本の参加は厳しいというのはもう当たり前です。今から入ってどうするのっていうことを、皆口々に言います。
これは当然でして、もう交渉は3年18回も行われてきていて、29章あると言われるテキストの内14章はほぼテキストも完了、というのはマレーシア政府も発表しているんですね。ようやく日本は入ったということなんですがもう遅れは明らか、なんです。

(Q:農作物・主要5品目を守ると日本政府は言ってるがどうか?)

「これも無理です。多国間交渉ですからアメリカが(農産品の)最大の交渉相手になりますけども、他にもオーストラリア、ニュージーランド、カナダというように日本に農産物を売りたいという国は他にもあってですね、多国間交渉の難しさというのもありますし、どの国にも聖域というのはあって、予め守れるという保証などは何もないわけですね。皆、そう言っています。」

(Q:今から参加しても何もできないし、5品目は守れないということか?)

「全部はもちろん無理だと思います。」
「あとは、何故か農産品の話ばかりになるんですが、もともと自民党が言っていた医療、保険、ISDの危険、食の安全・安心ですね、そう言った話が一切出てこないというのも大変奇妙なことなんです。」

(Q:国益全体考えて、この参加は客観的に見てどうか?)

「私の意見としては、止めた方がいいと思ってます。参加はしましたけれど、こんなに不利な交渉に自ら進んで入るというのは、ちょっと、国際社会の中でも私も説明つかないんですね。他のNGOやステークホルダーに聞かれても。『何故だ』って言われてもですね。説明つかない。」

Reply · Report Post