吉見義明氏の『従軍慰 安婦資料集』、問題の「強制連行」を示す資料が存在していない。資料の大部分は「良い関与」を命じたものであり、彼らがかつて主張した所の「無理矢理連れてこい、無理矢理犯せ」という軍命令を示す資料は一点も発見できない。

「アメリカ戦時情報局心理作戦班日本人捕虜尋問報告第49号」、ビルマを占領したアメリカ軍が慰安婦を尋問し、まとめた報告書。この資料においては慰安婦と日本兵の結婚成立の事例や1943年の後期に借金を返済し終わっ た慰安婦の帰国を認め、実際に一部の慰安婦が帰国をしている事、そして慰安婦には接客を断る権利が認められており、接客拒否はしばしば起こっていた点が記されている。

「慰安婦は靴・紙巻きタバコ・化粧品を買う事ができた。彼女達はビルマ滞在中、将兵と一緒にスポ ーツ行事に参加して過ごし、又、ピクニック・演芸会・夕食会に出席していた。彼女達は蓄音機を持 っており、都会に買い物に出掛ける事も許されていた。」

当時の慰安婦の待遇としては、本人には一カ月毎に麦粉2袋、その家族には月毎にアワ・ヒエ などの雑穀30キロを配給、慰安婦の衣食住、医薬品、化粧品は軍が無料配給、旅費も軍が負担する という、新聞・テレビの自虐的報道内容とは掛け離れたものとなっている。

更に、帝国陸軍防衛司令部からの通知では、
(1)「女支生」150人を募集せよ
(2)期限は1カ月
とあり、特に目を引く項目として、
(3)借金などは全て取り消し、自由の身とする
と記されている。
 これを受けて警察局保安科が、売春業者の集まりの会に依頼し、日本軍属公娼募集の勧誘をさせたという事である。
 以上が、米軍が調査した慰安婦の生活実態である。

この待遇で、奴隷状態だと誰の目に思い様があるだろうか。そもそも、慰安婦の中には、日本人女性も含まれていたのである。何故外国人の慰安婦ばかりに同 情できるのだろうか。

吉見義明氏は「強制連行があったという事実はない」という発言を「朝まで生テレビ」に出演した際に語っている。しかし、強制連行という事実の有無よりも、存在自体が非人道的だったとする主張をしていた。これは、同問題の経過から言って、やはり論理のスリカエに他ならない。


崩壊した従軍慰安婦強制連行説
矛盾する吉見理論の正体
http://humanzu1023.web.fc2.com/human-opinion/opinion/ianfu.html

Reply · Report Post