なぜデヴィ・スカルノ氏の連帯挨拶を拒否すべきかについて
朝鮮学校はずしにNO!3.31全国集会にお越しのみなさん、本集会のゲストであるデヴィ・スカルノ氏からの連帯の挨拶を拒絶することを私は呼びかけたいと思います。
私は、本集会にゲストとしてデヴィ氏が招待されていることを知り、以下のメール（抜粋）を主催側に送りました。
＜デヴィ氏は過去にも旧京都朝鮮第三初級学校へのフレンドシップコンサートに出演して頂くなど、朝鮮学校に対して友好的であることは存じていますが、氏は性暴力被害を訴える女性に対してセカンドレイプととれる発言（例えば氏のブログhttp://s.ameblo.jp/dewisukarno/entry-11099463546.html を参照下さい）や、大津のイジメ事件の際には（実際には別人と判明した）加害者の母親の写真を無断でネットで公開するなど（ http://news.livedoor.com/lite/article_detail/7100444/ ）の行為をはたらいており、人権意識について非常に希薄な方であり、差別の問題である無償化除外に反対する集会に、氏がゲストで招かれているのであれば、参加を難しく感じます。（中略）著名人であると同時に朝鮮学校に友好的であろうとすることは日本社会では難しい中で、デヴィ・スカルノ氏は稀有な存在かもしれません。氏を招くことで更に多くの方が集会に足を運ぶかもしれません。しかし一方で、氏が招かれるまさにそのことによって、その場に居ることが困難になるひとたちがいます。差別の問題として繋がりたいのに、繋がれなくなるのは、この社会で生き抜いていくのが「しんどい」ひとたちの方です。私は本集会が差別と人権を大事にする、「しんどい」ひとたちと繋がれる場であることを切に望んでいます。＞（2013．3．23）
これに対する返答として呼びかけ団体である「高校無償化」からの朝鮮学校排除に反対する連絡会より以下のメール（抜粋）を受けました。
＜まず事実関係ですが、４人の連帯発言のひとりとしてデヴィ・スカルノさんにご発言いただくことを予定しています。（中略）今回の集会は、朝鮮学校排除に反対すること、その一点のみにおいて結集を呼びかけているものです。たとえば、右翼団体からも、趣旨に賛同し参加する旨の連絡をいただいていますが、参加をお断りすることはありません。発言者には、集会の趣旨に沿った連帯発言をいただくことになっています。＞（2013．3.25）
上記の返答を受けて、集会当日にデヴィ氏が登壇される際には抗議の意思表明をすることをお伝えしていましたし、また主催側だけでなくネットを通して抗議の意思をオープンにしていました。それに対しては、主催者からではないですが、「ここはそういう場ではない」であったり、連絡会の返答のように「今回は朝鮮学校が無償化から除外されていることに反対するその一点で結集している」集会だからと抗議を自粛ないしその方法について要請を受けることもありました。これらに対する私の立場を、自粛を求めた方への返信を抜粋する形で表明します。
＜ある差別に抗うにあたって別の差別を許容することはあってはならないと思っています。今回のデヴィさんのゲスト招待で問題として提起したのはデヴィさんの思想や信条ではなく、デヴィさんが働いた女性差別に乗っかった二重レイプという加害行為についてであり、もしこのまま集会の場でデヴィさんがアピールされる際に、何も批判、抗議がないままに受け容れられてしまうなら、その場が性差別を許容したということからは逃れられないと思っています。人種、民族差別を働いた者が何もなかったように生きていける社会がおかしいのと同様に、性差別を働いた者がそのまま何もなかったように公衆にアピールする場が授けられることはおかしなことです。しかもその場が民族差別を問う場であるというほどの皮肉はなく、差別や人権についての未熟な状況をまさに追認するようなものだと思います。なぜ、集会その場でなければならないのかということですが、それはその場が真の意味で差別を問い、人権を大切にする場であって欲しいと望んでいるからであり、デヴィさんが招かれたというそのことによって、その場に居ることに耐えられなく参加を断念せざるを得ない私の仲間たちにも、私を含め他の参加者ならびに私が事前に宣言した抗議を受け容れることを選択したオーガナイザーたちとの間にまだ連帯の可能性が残っていることを示したいからです＞
私は、今日デヴィ氏が連帯の挨拶で登壇される際には席をたちます。本当は抗議の横断幕でも掲げたいとも思いましたが、結果的にデヴィ氏が挑発と受け取ってその場が収拾つかなくなり、折角この集会に向けて尽力してきた方々、全国の朝鮮学校から駆けつけた生徒や教員、保護者の方々にとってこの集会に残る記憶がデヴィ氏とのやり取りなんかになっては欲しくないからです。しかし、そんな皆さんに向けてもやはり私は呼びかけたいです。退席するでも、顔を背けるでも拍手をしないでも、何でもいい、デヴィ氏からの連帯を拒否してください、と。
書いたひと：ただの　朴＊＊

＜参考：デヴィ・スカルノ氏ブログ記事「内柴選手をなぜ逮捕する？私は彼の味方をする！」(2011.12.7)より抜粋＞ブログ記事のURLはhttp://s.ameblo.jp/dewisukarno/entry-11099463546.html　＜＞内が抜粋、→は私のコメントです
＜未成年　未成年　というけれど、今の１８歳、１９歳は　立派な大人です。お酒を飲まされたというけれど、自分で断ることは出来たはず。男の人だって、粗暴な強姦魔なら別として、その女性に気があるかないか　スキがあるかないか位わかっているはずです＞
→「スキ」の有無で性暴力を受けることが正当化するな。あなたのやっていることは女性差別です。
＜彼女は翌日内柴選手に何ごともなかったように振舞われたことがあって裏切られたと思っての復讐をしたと思うのは想像がたくまし過ぎるでしょうか？私にはこの日本の英雄である内柴選手がむやみやたらにこのような行為に及んだとは　思えません＞
→あなたの想像はたくましいのではなく、端的に邪悪なだけです。
＜このことが公になった当初、学校側は「ハラスメント」と言い、内柴選手は「合意の上」と言い、警察は「準暴行」　と言っていました。それは、実際には”行われていなかった”ということでしょう＞
→それを確かめるのが司法の場であって、あなたじゃないってば。
＜その女性が殴られたり、首を絞められたりと暴力をふるわれた上で行為に及ばれたというなら別ですが、合宿先のお酒の席で酔った勢いでの過ちであれば、この日本の英雄を逮捕することは警察の行き過ぎでしょう＞
→生きて性暴力を告発するためには文字通り「死に損ねる」くらいのことが必要という恐ろしいことをいっています。
＜実際、何があったのかはわかりませんが、示談で事を済ませる方法も考えられた筈＞
→なぜ、わからないことなのに、告発者を叩くのか？
＜オリンピック二連覇の 日本の英雄にクレームをつけるのなら未成年でもその女性の名前と顔を出してほしい。そして、　その時の状況を公表するべきです＞
→あなたみたいな人がいる世界で、被害者として自身を晒せるわけないでしょう。あと、さっきから「日本の英雄」とかどうでもいい。ただ柔道が強いだけのひとです。
＜しかも、このことが公表された時点で内柴選手は既に社会的に制裁を受けています。警察に訴え出て内柴選手を逮捕させるのなら、一人の人間を抹殺し、その将来を葬り、妻と子供に辱めを与え、その家族を苦しめるのなら、未成年であろうと（１８歳か１９歳）名前と顔を公表し、それ相当の覚悟を持って行うべきです＞
→内柴氏が著名人であることや、家庭を築いているのは被害を訴える者が考慮すべきことではないです。相手の将来に責任を持つことを告発者に要求したら駄目じゃん。
＜被害届を出すということがどういうことであるか。女性は覚悟を持って行ったのでしょうか？＞
→そのような脅しの中で、性暴力被害を訴えられない存在がたくさんいるんだよ。
＜私は４０年間の外国生活から日本へ帰ってきて沢山のカルチュアル・ショックを受けました。その中に男女のモラルの低下がありました。やたらと　ホモセクシュアルが増える一方でハングリーな女性が たむろする外人ＢＡＲ＞
→同性愛者や「ハングリーな女性（どういう意味？そりゃ誰だってお腹くらい空くよ）」はモラルが低いのかい？モラルが低いのはそんな差別意識と偏見に塗れたあなたです。てか、なんやねん「外人BAR」って・・・
＜無気力な男たちがうつろに歩く街中で、露骨に男をけしかける女性たちを数多く目にしてきました＞
→放っとけ。余計なお世話だよ。

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